公開日 2009年07月10日
更新日 2014年03月16日
平成21年度 活動の様子
はんこづくり【平成21年7月13日 月曜日/高知県立高知西高等学校/国見俊介 名人、橋本明 名人】
高校3年生22名が参加しました。
製作時間が90分と限られているため、みんな手は動かしつつ橋本名人の話を聞きます。
「篆刻(てんこく)」は、今日参加している生徒の半数以上が過去に経験があるそうです。
書道の授業などで習うのだとか。
経験者が多いので、今日の仕上がりは期待できますね。
材料、道具類はすべて名人が準備してくれていました。
石とはんこを彫る台と彫刻刀があれば、はんこ作りはできます。
全部、文具屋さんで売っていますよ。
はんこの文字は先生が用意してくれたものから、各自選びました。
漢字2文字の複雑そうなものから、平仮名1文字の簡単そうなものまで。
名人:「平仮名1文字は簡単にかぁらんけど、彫るところが多い分難しいよ」
そうなの?と半信半疑の生徒たちでしたが・・・
*デザイン入れ*
トレーシングペーパーを使って、文字をはんこに写し取ります。
このときトレーシングペーパーを裏返して、文字が反転した状態になるよう気をつけてください。
上手にえどるポイントは、石をくるくる回しながらやること。
人間の手は縦には動かしやすいけれど、横には動かしにくいものです。
常にえどりたい部分が縦になるようにすると楽にえどることができます。
みんなこの日一番の真剣な顔。
楽しくおしゃべりしながらやっていたお友達も、この場面では無口になります。
*線彫り*
「みんな~、前へ見にきてよ。彫り方を教えるき。」
名人を囲み、はんこの彫り方を習います。
まずは、線彫り。写し取った文字の外側を彫っていきます。
1級技能士資格を持つお2人。
コツをしっかり伝えながら、分かりやすく丁寧に教えてくれます。
「彫刻刀は平らな方が右にくるがよ。」
*空間を広げる*
輪郭ができたら、彫った線から徐々に空間を広げていきます。
ここでみんなは悪戦苦闘。
意外と空間を彫るのって難しいんです。
彫りが浅かったり、勢いあまって外枠を削ってしまったり。。
「あー・・・」
あちこちで悲鳴のような声が聞こえました。
でも、大丈夫。大丈夫。
意外と失敗が失敗に見えないのが、手彫りのはんこのいいところです。
*完成*
さすが高校生!
90分という短い時間で全員がはんこを仕上げることができました。
どうですか?
縁がかけてしまった人も、彫りが浅かった人も、
勢いあまって石を半分くらい削ってしまってセロテープでくっつけている人も、いましたが。。
押してみると、それぞれがいい味を出しています。
「失敗した~」とガックリしていた生徒たちも、
押してみると、「いいやんか!」とキラキラいい笑顔になっていました。
1週間後に保育実習を控えているという、今日の生徒たち。
保育園へお礼の手紙を書く際に、押して使うそうです。
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