公開日 2025年03月04日
1 3Rとは?
2 毎年10月は3R月間です
3 リサイクルボックスはゴミ箱ではありません!!(異物混入を防ぐリサイクルボックス)
4 高知県の3Rの取組(とさクル!リサイクル製品等認定制度、食品ロス削減、環境パスポート)
1 3R(スリーアール)とは?
人々の生活が豊かになるにつれて、生活から発生するゴミの量が増えていきました。
このままたくさんのゴミが発生するような大量消費社会が継続すれば、いずれゴミを埋め立てる最終処分場がなくなってしまい、ゴミの処分に困るときが来てしまいます。
そのような未来を防ぐためにも、一人一人がゴミをの量を減らす、物をできる限り再利用するといった循環型社会を目指す行動が大切になります。
循環型社会を目指すうえで特に大事なキーワードは「3R(スリーアール)」です。
3R(スリーアール)とは・・・ | ||
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Reduce | リデュース(発生抑制) | ゴミの発生を抑制すること |
Reuse | リユース(再利用) | 一度使用したものを繰り返し使うこと |
Recycle | リサイクル(再生利用) | 使用したものを一度資源に戻すこと |
リデュース(発生抑制)
リデュースに関する消費者の取組(例) |
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・買い物にマイバックを持参し、ビニール袋などの包装容器をできるだけ使わない。 ・マイボトルを使い、使い捨て容器の使用機会を減らす。 ・詰め替え容器に入った製品や簡易包装の製品を選ぶ。 ・利用頻度の少ないものは、レンタルやシェアリングシステムを利用する。 ・商品棚の手前にある商品等、販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ。 |
リデュースに関する事業者の取組(例) |
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・製品の設計にあたり製品ができるだけ長く使えるように工夫をする。 ・製品を設計する時に、製品ができるだけ少ない材料、部品等で構成されるように工夫する。 ・簡易梱包、簡易包装、詰め替え容器等の利用・普及に努める。 ・食品ロスを削減する仕組みを作る。 |
リユース(再使用)
リユースに関する消費者の取組(例) |
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・フリーマーケットやフリマアプリなどを使い、不用品を譲る・買うなどする。 ・詰め替え容器に入った製品を使い、本体容器を捨てずに繰り返し使用する。 ・リターナブル容器に入った製品を選び、使い終わった時にはリユース回収に出す。 |
リユースに関する事業者の取組(例) |
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・製品を設計する時に、本体や部品のリユースがしやすいように工夫をする。 ・使用済製品を回収して本体や部品を再生し、再び新品同様の製品を作り出す。 ・使用済製品、部品、容器を回収し、再使用する。 |
リサイクル(再生利用)
リサイクルに関する消費者の取組(例) |
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・資源ごみの分別回収に協力する。 ・資源ごみの効率的な分別回収を広める。 ・リサイクル製品を積極的に利用する。 |
リサイクルに関する事業者の取組(例) |
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・製品を設計する時に、使用後のリサイクルがしやすいように工夫をする。 ・製品をつくる時に、できるだけリサイクル原材料を使う。 ・使用済みとなった自社製品の回収・リサイクルに努める。 ・発生した副産物・使用済製品を効率的にリサイクルする(仕組みづくりを含む)。 |
循環型社会を構築するためには、国民・事業者・消費者など全ての人や機関が協力し、3Rの取組を推進することが重要です。
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2 毎年10月は3R推進月間です
国民や事業者の3Rの取組、活動を拡大していくため、平成14年から毎年10月を「3R推進月間」として、循環型社会の構築に向けた様々な情報発信や取組の促進に関する行事を展開しています。
環境省が実施する全国キャンペーンなどの情報はこちら(環境省ホームページリンク)
3 リサイクルボックスはゴミ箱ではありません!!
ペットボトルや空き缶などをきれいな状態で分別・回収することができれば、それらを貴重な資源に生まれ変わらせることができます。
自動販売機周辺では、ペットボトルや缶などの自動販売機で販売されている飲み物の空容器を回収し、リサイクルに回すためのリサイクルボックスが設置されています。しかし、このリサイクルボックスをゴミ箱と勘違いしてゴミを入れられることが問題となっており、地域によっては回収されたペットボトル等に対して15~20%の比率でペットボトル等以外のゴミが混入していると言われています。
リサイクルボックスにゴミが混入してしまうと、回収したペットボトル等のリサイクル品質に悪影響を与えてしまいます。また、混入したゴミがリサイクルボックスの容量を圧迫するため、本来回収できるはずであったペットボトル等が周囲に散乱することがあります。散乱したペットボトル等は水路や河川を経て「海ごみ」となってしまいます。また、リサイクルの面から見るとペットボトル等の資源を回収できる量が減少してしまいます。
このため、リサイクルボックスにはペットボトルなど指定された「資源」を入れるようにしてください。
自分で出したゴミは自分で持ち帰りましょう。
また、お住まいの市町村の指示に従って、ゴミを正しく分別し、資源に回す量を増やすことが3Rの推進につながるため、市町村の行うゴミの分別収集にご協力ください。
異物混入を防ぐリサイクルボックス
ペットボトルや缶を資源として適切に回収するため、自動販売機業界では、異物混入やゴミの散乱を防止するため、「新機能リサイクルボックス」の普及を進めています。
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高知県で適切な分別を推進するため、新機能リサイクルボックスを用いたゴミの不法投棄防止の啓発展示を行いました。
環境省による新機能リサイクルボックスの異物混入防止効果の実証事業概要についてはこちら
4 高知県の3Rの取組
高知県では、3Rについて以下のような取組を行っています。
とさクル!(高知県リサイクル製品等認定制度)(環境対策課)
環境への負荷が少ない循環型社会を構築するためには、大量生産、大量消費のライフスタイルを見直し、できるだけ資源の使用を少なくするとともに、一旦使用したものについてはその再資源化を適正に進めることで、廃棄物をできるだけ少なくしていくことが必要です。
このため、高知県では、廃棄物などの循環資源を利用して県内で製造加工された優良な”リサイクル製品”、環境に配慮した取組で優れた効果を挙げている県内の”環境配慮型事業所”及び地域における循環型社会の形成に貢献していると認められる”エコショップ”を認定し、その利用・普及を推進する「とさクル!(高知県リサイクル製品等認定制度)」を平成16年度から実施しています。
「とさクル!」とは・・・
令和6年8月~9月にかけて、高知県リサイクル製品等認定制度の愛称募集を実施し、全国から合計1,180件 のご応募いただいた中から決定された愛称です。
とさクル!(高知県リサイクル製品等認定制度)の詳細はこちら
食品ロスの削減について(県民生活課)
本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品のことを「食品ロス」と呼びますが、食品ロスの発生量を削減するため、高知県では「高知県食品ロス削減推進計画」を策定し様々な取組を進めています。
【取組事例】各取組の詳細はリンク先をご確認ください。
フードドライブ活動 | 「フードドライブ」とは、各家庭で使い切れない未利用食品を持ち寄り、それらをまとめてフードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄附する活動です。 |
「てまえどり」とは、消費者が、日頃の買い物の際、購入してすぐに食べるものについて、商品棚の手前にある商品等、販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ行為です。 |
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外食の食べきり運動 | 【例】3010(さんまるいちまる)運動 宴会時に、乾杯後30分間は席を立たずに料理を楽しみ、お開き10分前になったら自分の席に戻って、再度料理を楽しむことで食べ残しを防ぐ取組です。 |
環境パスポートについて(環境計画推進課)
「環境パスポート」とは温室効果ガス排出量・削減量を見える化することや、環境にやさしい取組の共有、環境関連イベントへの参加などを通じて行動変容を促すことにより、県民のみなさまに、楽しくカーボンニュートラルの実現を目指していただくために令和4年9月から運用を開始したサービスです。
環境パスポートでは、ごみ削減キャンペーンなどリデュースにつながる活動キャンペーンを紹介しています。(キャンペーンは常時開催ではございませんので、キャンペーン情報はこちらからご確認ください。)
・環境パスポートの紹介ページはこちら(環境計画推進課)
・環境パスポートポータルサイトはこちら

この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 環境対策課 :〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目7番52号(西庁舎5階) |
電話: | 計画推進・一般廃棄物 担当 088-821-4590 |
新処分場 担当 088-821-4595 | |
産業廃棄物 担当 088-821-4523 | |
環境・再生利用 担当 088-821-4524 | |
ファックス: | 088-821-4520(環境対策課) |
メール: | 030801@ken.pref.kochi.lg.jp |