公開日 2024年07月25日
更新日 2024年07月25日
1 概要
安芸郡田野町内を流れる池谷川で死亡していたコイについて、コイヘルペスウィルス(KHV)感染が確認されました。
2 経過
令和6年7月22日、安芸郡田野町内を流れる池谷川において、数匹のコイ死魚が漂流する事案が数日間続いていると報告がありました。同日午後、内水面漁業センターが死魚を回収し検査を行ったところ、翌23日にKHV陽性が確認されました(一次診断)。
同日、(国研)水産研究・教育機構 水産技術研究所に確定診断を依頼し、本日25日、KHV感染が確認されました。
3 詳細
(1)発生場所
高知県安芸郡田野町を流れる池谷川(奈半利川支流)
(2)コイの死亡等の状況
・7月中旬ごろから、数匹のコイ死魚が漂流していた
・7月22日に町役場を通じて県(保健所)へ通報
・死亡後2~3日が経過した2尾を回収、魚体の腐敗が進行していたため、症状は不明。
4 今後の対応
・関係機関とともに発生場所周辺を巡回し、コイの死亡が確認された際には早期回収と適切な処理を実施
5 県民の皆様へ
コイヘルペスウィルス病は、コイ以外の魚が感染することはありませんし、人体への影響もありません。
一度コイヘルペスウィルスに感染して治癒したコイは、健康であってもウィルスを保有している可能性が高く、他のコイへ伝染する恐れがありますので、観賞用のコイを入手する際には、飼育履歴や移動履歴をよくご確認くださいますようお願いいたします。
コイに異常が見られた場合には、県水産業振興課(088-821-4606)までご連絡ください。
高知県内水面漁場管理委員会では、県内全域の公共用内水面などでのコイの放流制限や遺棄の禁止を指示しています。(平成22年9月21日付高知県内水面漁場管理委員会指示)。
今回、奈半利川の支流である池谷川においてKHVの感染が確認されたため、安芸郡北川村平鍋ダムから下流の奈半利川本支流において、生きたままコイを持ち出すことが禁止されました。
委員会指示に違反した場合には、漁業法に基づいて罰せられることがあります。
高知県内水面漁場管理委員会指示第91号[PDF:48.5KB]
(参考) 高知県の過去の発生状況
平成17年以降、本例は34例目(前回発生は平成24年の3件)
この記事に関するお問い合わせ
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メール: | 040401@ken.pref.kochi.lg.jp |
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