高知県では、ギルバーグ教授の指導を受けながら、研究活動を推進しています。

研究成果を高知県の障害者施策につなげることを目的として、現在は以下の研究を重点的に行っています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

　１．ESSENCE疫学研究プロジェクト

2014年4月から2018年3月まで、県内2市の乳幼児健診において、ESSENCE-Qを用いてスクリーニングを行い、ESSENCEの有病率を調査しています。また、ESSENCE-Qの有効性の検証もしています。

※ESSENCE-Q・・・ギルバーグ教授が開発した、12項目のスクリーニング質問紙

 

　２．インテンシブ・ラーニング研究プロジェクト

インテンシブ・ラーニング（Intensive Learning）は、西スウェーデンで開発された、自閉症やその他の発達障害を有する低年齢の子どもたちに対し、発達面や学習面での個別のサポートを提供するプログラムです。

インテンシブ・ラーニングを保護者・保育士等が取り組むことによってどのような変化があったか研究しています。

　【研究業績・概要】

2024年度

・Validity of the ESSENCE-Q neurodevelopmental screening tool in Japan
（日本におけるESSENCE-Q神経発達スクリーニングツールの妥当性について）概要[PDF：85.9KB]

2023年度

・早期療育プログラムを保護者が継続して実践するための支援
─スウェーデン版早期療育プログラム（Intensive Learning）を行った症例を通して─　概要[PDF：98KB]

・地域で勤務する保育士／保健師が実施したペアレント・プログラムの効果検証　概要[PDF：97.6KB]

・Vitamin D deficiency associated with neurodevelopmental problems in 2-year-old Japanese boy 概要[PDF：108KB]

・The ESSENCE-Q: Can specialist supervision improve scoring agreement across specialist and public health nurses/nursery teachers? 概要[PDF：73.5KB]

2022年度

・How Accurately Does the Information on Motor Development Collected During Health Checkups for Infants Predict the Diagnosis of Neurodevelopmental Disorders? ー A Bayesian Network Model-Based Study 概要[PDF：94KB]

2020年度

・ESSENCE‐Q obtained in routine Japanese public child health check‐ups may be a valuable tool in neurodevelopmental screening 概要[PDF：80KB]