海岸保全施設について

公開日 2024年01月31日


海岸保全施設

海岸保全施設の役割
 
「海岸保全施設」とは、海岸保全区域にある堤防・突堤・護岸・砂浜、その他海水の浸入または海水による侵食を防止するための施設です。
 「海岸保全施設」は、津波・高潮・波浪等の災害、海岸侵食などから背後の人命や財産を保護する役割を持っています。

海岸保全施設の種類と役割

【堤防・護岸】
高潮や波浪、津波などから背後地を防護し、又、陸域の侵食を防ぐ役割もある海岸線付近に設置する施設です。 


【胸壁】海岸線に漁港や港湾などの施設があり利用面を考慮し、水際線より陸域に設置することにより、高潮や波浪、津波などから背後地を防護する施設です。


【突堤】海岸侵食の防止や海浜を安定させるためにつくられた陸上から沖合いに細長く延びた施設です。


【離岸堤】高潮や波浪から背後地を防護するため、海岸侵食の防止や海浜を安定させるために、沖合いの海域に汀線と平行に海面より高くつくられる施設です。


【潜堤・人工リーフ】高潮や波浪から背後地を防護するため、海岸侵食や海浜を安定させるために、汀線と平行に海面より低くつくられる施設です。自然のサンゴ礁が持つすぐれた消波機能を模し、海面にブロック等が見えないため景観を損なうことがありません。


【消波堤】越波、海岸侵食の防止や海浜を安定させるために汀線付近に汀線と平行につくられた堤防などの前面に設置した消波フロック堤です。


【水門及び樋門】高潮や津波時等に海水等の外水の浸入を防ぎ、海岸背後にある人命や財産を湛水の被害から守るための施設です。
【排水機場】高潮や河川の水門閉鎖後の降雨による河川水、都市排水及び耕地排水など自然に排水ができない場合や排水能力が不足するときに、不要な内水を機械的に汲み出し、海岸背後にある人命や財産を湛水の被害から守るための施設です。


【陸こう】堤防や護岸、胸壁の前面を利用するために、人や車両が通れるように設けた施設です。閉じたときには堤防や護岸、胸壁とおなじ機能を持っています。現在は津波対策や維持管理の観点から可能な箇所については閉鎖管理するようにしています。

 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 土木部 港湾・海岸課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号(本庁舎5階東)
電話: 港湾管理担当 088-823-9883
海岸管理調整担当 088-823-9886
計画担当 088-823-9885
港湾建設担当 088-823-9884
海岸建設担当 088-823-9886
津波対策担当 088-823-9887
ファックス: 088-823-9657
メール: 175001@ken.pref.kochi.lg.jp
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