公開日 2014年12月17日
土佐では専門職的に作る鍛冶屋が多い中、氏は「何でも作る野鍛冶」の伝統を受け継ぎ、鎌・包丁・鉈・柄鎌を
作る事が出来る数少ない職人である。土佐打刃物特有の自由鍛造を活かした生産を行っており、生産数においては
産地でも群を抜いた存在である。また、平成24年2月には本県の伝統工芸品である「土佐打刃物」の製造において、
「伝統工芸士」(経済産業大臣認定)に認定され、その高い技術と知識が認められている。
◆「技のみどころ」 ≪こだわり≫
伝統工芸品である「土佐打刃物」は、軟鉄に鋼を沸し付けで鍛接する技術です。
これは、世界に誇れる日本の伝統技術であり、刃物作りの原点であります。
この技法を忠実に行うことで、先人たちの思いを伝えていければと思っています。
◆「夢」 ≪挑戦・目標≫
若い人たちが、この職に薦んで入ってこられるように、今よりも豊かな暮らしができるように、
職人の地位向上を図り、昔は高知県の至るところに存在していた村の鍛冶屋を復活させたいです。
◆「ひとこと」
~これから「ものづくり」の道に進もうとする方へ~
この仕事は、手先の器用さと、見ること、聞くこと、勘に頼る部分が多い仕事です。
こういったものは、年齢を重ねると鈍くなってくる部分なので、出来るだけ若いうちに
始めることが大切だと思います。
また、この道に進んでからは、刃物作りの基本を忠実に行い、自由鍛造ならではの手作りの良さを
活かした、温もりのある手道具を作ってもらいたいと思います。
◆◇ 作業風景及び作品 ◆◇
作業風景 | 作品(家庭用~農山林用まで) |
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