平成26年度 「対話と実行行脚」 第1回 本山町

公開日 2020年01月20日

「対話と実行行脚」 第1回 本山町訪問実績

日時:平成26年5月15日(木曜日)

視察地

  1. シェアオフィス「もとやま」
  2. 吉延営農組合
  3. 有限会社さめうらフーズ
  4. 町立大原富枝文学館
  5. 町立嶺北中学校/県立嶺北高等学校
  6. ばうむ合同会社吉野事務所
  7. 汗見川ふれあいの郷「清流館」
  8. 県立自然公園 白髪山

 

視察の様子

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1.シェアオフィス「もとやま」

新たな産業の創出や地元雇用の促進につながると期待を集めるシェアオフィス。今回お伺いした「シェアオフィス もとやま」は、旧保育所の建物の半分を改装し、インターネット光回線や会議室、休憩室などを完備。木の温もりが心地よく、窓からは緑豊かな景色を眺められる快適な空間が広がっていました。
現在、2企業の入居を予定しているとのことですが、ぜひ、この自然あふれる本山町に多くの企業に来ていただき、住民の方々と一緒に地域を盛り上げていただきたいと感じました。

2.吉延営農組合

“土佐天空の郷”を軸に、棚田を活用したイベントの開催や耕作放棄地再生事業、鳥獣被害対策など、住民が協力して地域活性化に取り組んでいる吉延地区。この日、その取組が、農林水産省の「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選定されたという嬉しい報告を受けました。
また、意見交換会では、「県から配布されたくくりわなを活用しているが、イノシシの捕獲が難しい」、「担い手確保のために移住者も受け入れたいが、空き家がない」といった率直な意見を聞かせていただき、とても有意義な時間となりました。

3.有限会社さめうらフーズ

「集落活動センター汗見川」が考案した「しそアイス」の販売を手がける、さめうらフーズ。昨年度、1,000本を限定販売し大好評を得たアイスキャンデーを、今年度は販路を拡大して約25,000本売り出すほか、カップアイスも用意。試食をさせていただきましたが、さわやかな香りと味わいが口に広がり、子どもから大人までたくさんの人に楽しんでいただける味だと感じました。今後、町内でしその栽培面積を増やし、新たな「おいしそシリーズ」の商品を考案していきたいとのことで、地元企業と住民の連携により、全国へしその香りを広げていただきたいと思います。

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4.町立大原富枝文学館

大原富枝氏は、第8回女流文学賞を受賞した「ストマイつんぼ」や、野間文芸賞を受賞した「婉という女」など、数々の作品を生み出した本山町出身の小説家です。本人の指導のもと作られた文学館内には、生原稿などの貴重な資料が展示され、大原氏の世界にじっくりと浸ることができます。今回、学芸員の方から、作品に込められた思いや結核と闘いながら執筆活動を続けた様子などを詳しく教えていただき、大原富枝という一人の女性の生き様に触れる貴重な機会となりました。

5.町立嶺北中学校/県立嶺北高等学校

平成19年に全国初の同居連携型中高一貫教育をスタートさせた嶺北中学校・高等学校。少人数制できめ細かな指導ができる、生徒の情報を中高で共有できる、また、教員の視野の向上につながるなど、様々なメリットがあります。そしてその成果は、生徒を対象にしたアンケートの結果にも表れており、「入学してよかった」という生徒の割合は98.2%。とてもすばらしいことです。授業風景も見学させていただきましたが、恵まれた環境の中でのびのびと学ぶ姿がとても印象的でした

6.ばうむ合同会社吉野事務所

“土佐天空の郷”を使用した焼酎の製造、販売を行うばうむ合同会社を視察。ブランド米の味わいを余すところなく引き出した本格米焼酎は、今年2月の販売開始から全国で人気を集めているそうです。
その製造所は、なんと旧中学校の体育館。その発想に頼もしさを感じるとともに、社員の方の中には県外から移住してきた方もいらっしゃると聞き、若い方のパワーと発想力で今後も新しい企画を生み出し、地域を元気にしてくれるのではと期待が高まりました。

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7.汗見川ふれあいの郷「清流館」

平成24年6月に県内第1号として開所した「集落活動センター 汗見川」。発足からおよそ2年、特産品のしそを使った商品開発、交流人口の増加に向けたそば打ち体験や石窯ピザ焼き体験の活動など、日々工夫をしながら取り組まれている様子を聞かせていただきました。また、安心安全な地域づくりに向け、住民一人ひとりにアンケートをとり、路線バス運行時間の見直しにつなげた事例など、住民の皆様の暮らしに密着した取組も着実に進められていました。

8.県立自然公園 白髪山

白髪山登山の目的は、根がタコ足状に露出した「根さがり檜」の群生の確認。案内をしてくださった山下さんによって、現在33本の「根さがり檜」が確認されているそうです。
約2時間の道中、次々と
「根さがり檜」を確認することができ、その堂々とした姿、神秘的な雰囲気に魅せられるとともに、白髪山のすばらしさを身を持って感じました。また、山下さんの「この希少な檜を世界に向けて発信したい」という熱い思いを伺い、観光資源としての大きな可能性を感じました。

 

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