医薬品の適正使用等の推進

公開日 2024年01月17日

更新日 2024年12月13日

 県では、県民の誰もが住み慣れた地域で、安心して暮らし続けることのできる高知県を目指して、第5期日本一の健康長寿県構想を策定し、保健・医療・福祉の各分野について取り組みを進めています。

 保険者(国保、後期高齢者医療広域連合、協会けんぽ)及び公益社団法人高知県薬剤師会と協働で「重複・多剤服薬の是正」と「ジェネリック医薬品の使用促進」について、下記の取り組みを強化しています。

保険者から対象患者への通知

 保険者は、対象患者への重複・多剤服薬等に関する通知(お薬相談通知書)やジェネリック医薬品差額通知を実施しています。

保険者に配置する服薬サポーターから対象患者への電話連絡[国民健康保険]

 服薬サポーターが通知対象患者に電話にて、医師や薬剤師への相談を勧奨しています。

薬剤師からの患者への積極的な声かけ

 薬局店頭や在宅における服薬状況の確認の徹底や、お薬手帳や高知EHR(高知あんしんネット、はたまるねっと)による服薬情報の一元的・継続的管理等による服薬支援を行います。

【県民の皆さまへ】 医療情報の共有システムのご紹介

 高知あんしんネット(幡多地域を除く高知県内)やはたまるねっと(幡多地域)などのネットワークを利用することで、診療内容や処方内容などの情報を病院や薬局、介護事業所等が共有することができます。

 これにより、薬や検査の重複を防いだり、転院した際の情報共有がスムーズに行うことができるようになるなどのメリットがあります。

【薬局の皆さまへ】 医薬品の適正使用等の推進事業の検証にご協力ください

通知事業評価アンケート様式(R3.5修正)[DOCX:15KB]

毎月末の結果を取りまとめのうえ、翌月7日までにご提出をお願いいたします。

提出先:高知県健康政策部薬務衛生課 FAX 088-823-9264

【医療関係者の皆さまへ】 高齢者のポリファーマシー対策について

 高齢化の進展に伴い、加齢による生理的な変化や複数の併存疾患を治療するための医薬品の多剤服用等によって、安全性の問題が生じやすい状況があることから、厚生労働省は、平成29年4月に「高齢者医薬品適正使用検討会」を設置し、高齢者の薬物療法の安全対策を推進するために、安全性確保に必要な事項の調査・検討を進めています。

各医療機関において活用いただきますようお願いします。

「高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)」(厚生労働省ホームページ)が公表されました。

 ※改定あり高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編) 別表第3・4[PDF:231KB] 

「高齢者の医薬品適正使用の指針(各論編(療養環境別))」(厚生労働省ホームページ)が公表されました。

「病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」及「地域における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」(厚生労働省ホームページ)が公表されました。

 

(参考)ジェネリック医薬品について

 国は、生活の質の維持及び向上を確保しつつ、誰もが安心して医療を受けることができる国民皆保険を堅持し続けていくための施策の一つとして、医薬品の安定的な供給を基本としつつ、使用割合を2029年度末までに全ての都道府県で80%以上とすることとしています。

令和6年7月時点における使用割合の全国平均は86.2%ですが、高知県は83.4%で全国44位となっています。

ジェネリック医薬品に関するページはこちらをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ

高知県 健康政策部 薬務衛生課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号(本庁舎4階)
電話: 企画担当 088-823-9577
医薬連携推進担当 088-823-9682
薬事指導担当 088-823-9682
食品保健担当 088-823-9672
動物愛護担当 088-823-9673
生活衛生担当 088-823-9671
ファックス: 088-823-9264
メール: 131901@ken.pref.kochi.lg.jp

PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。

Adobe Acrobat Readerダウンロード
Topへ