事故事例集目次

1.自宅駐車場での事故	2.賠償金額が大幅に減額された自転車死亡事故	3.原付が駐車車両に衝突	4.薄暮時の高齢歩行者の事故	5.シートベルトは自分のためだけではありません	6.チャイルドシートの必要性
7.後部座席のシートベルトの必要性 （平成20年6月から全席シートベルトが義務化されました！）	8.飲酒運転で同乗者を死亡させてしまった	9.夜間の自転車事故	10.自転車が加害者となった事故	11.横断禁止場所を横断中に事故にあった	12.薄暮時の飛び出し事故

 

事故の概要

　午後10時、大学生のA君は、コンビニのアルバイトを終え、自転車で帰宅中でした。国道を横断するため、車をやり過ごし、二輪車が来るのを認めましたが、十分な距離があると思い横断を開始し、道路中央付近で二輪車と衝突し重傷を負いました。

事故の原因

　二輪車が前をよく見ていなかったこと、A君も自転車とはいえ、横断するには、二輪車との距離は十分ではありませんでした。
　また、A君は、黒のTシャツにジーンズという服装で、自転車には反射材はつけておらず、二輪車からの発見が遅れました。

この事故から学ぶこと

　夜間は車からの距離が判断しにくくなります。四輪と二輪車を比べると、同じ距離でも、二輪車は遠くに見えます。
　また、夜間に黒い服をきていたら車からはまったく見えていないと思ってください。その点反射材の効果は大変優れています。
通常は車から40m以上離れると発見しにくくなりますが、反射材をつけていると、100m離れていても発見することができます。