公開日 2019年07月19日
地下水の状況
有害物質による地下水汚染の未然防止等を図るため、地下水の水質測定計画を作成し、地下水質の常時監視等を行っています。
この調査は、県内の全体的な地下水質の概況を把握するための概況調査、概況調査で汚染が確認された井戸の周辺状況を把握するための汚染井戸周辺地区調査、並びに既に地下水汚染が確認されている地域に対し継続的な汚染監視を目的とした継続監視調査に分けて実施しています。
平成27年度は概況調査が6市6町3村31井戸、継続監視調査が5市1町20井戸について、高知県、高知市及び国土交通省が調査を実施しました。
いったん汚染物質が地中に浸透すると、その除去は困難な場合が多く、長期にわたって地下水を汚染することとなります。
テトラクロロエチレンや六価クロム等による地下水汚染事例は、一部のクリーニング事業場やメッキ工場での有害物質や施設の管理不十分が原因で発生しており、事業場に対する排水基準監視とともに、有害物質や施設管理の徹底等の指導を継続して行っています。
また、農地周辺においては、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が高濃度で検出される事例が多くあり、施肥使用等の適正化について、農業部局と連携し、指導を行っています。
調査対象市町村
平成27年度調査結果
(1)概況調査
地下水質環境基準に定められた28項目を中心に15市町村31井戸で調査しました。
高知市の1井戸でホウ素が、環境基準を超えて検出されました。
そのほかの井戸では、環境基準以下でした。
概況調査における検出項目
(2)継続監視調査
5市1町20井戸において、過去に汚染が認められた物質の推移を調査しました。
室戸市の1井戸でテトラクロロエチレンが、環境基準を超えて検出されました。
そのほかの井戸では、環境基準以下でした。
継続監視調査における検出項目
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