公開日 2023年12月27日
更新日 2024年12月18日
ウイルス性肝炎対策の強化
ウイルス性肝炎は、肝炎ウイルスに感染して肝臓の細胞が壊れていく病気です。感染しても自覚症状がほとんどなく、体のだるさを感じる頃にはかなり病状が進んでいます。
肝炎ウイルスに感染しているかは、肝炎ウイルス検査を受けることで分かりますので、一度は検査を受け、感染を早期に発見し治療することが大事ですが、まだ多くの方が肝炎ウイルス検査を受けていないことや、肝炎ウイルス検査で感染が分かったものの適切な治療に結びついていない方がいることから、高知県では肝炎ウイルスの感染の早期発見と確実に治療につなげる取組みを強化しています。
対策の概要
肝炎ウイルス検診
各福祉保健所での無料検査や各市町村での検診で受けることができます。
治療への結びつけと標準治療の提供
肝炎精密検査費用の助成
肝炎ウイルス検診の結果が陽性であった方を対象に、高知県内の肝疾患専門医療機関において肝炎ウイルスの精密検査を受けた際の医療費自己負担分の助成を実施しています。
陽性者へのフォローアップ
検査で陽性となった方が、医療機関での継続的な受診に繋がるようフォローアップを行っています。
また、そのために地域肝炎治療コーディネーターの養成を行っています。
- 福祉保健所における陽性者フォローアップの詳細はこちらへ(実施要領を参照してください)
- 市町村における陽性者フォローアップの詳細はこちらへ(実施指針を参照してください)
肝疾患診療連携拠点病院の選定
肝疾患診療連携拠点病院は、肝疾患の診療ネットワークの中心的役割を果たす医療機関として、各都道府県に原則1箇所選定されています。
高知県では、高知大学医学部附属病院が拠点病院となっています。
肝疾患診療連携拠点病院では、主に以下のようなことを行っています。
- 肝疾患診療に係る一般的な医療情報の提供
- 県内の肝疾患に関する専門医療機関等に関する情報の収集や紹介
- 医療従事者や地域住民を対象とした研修会や講習会開催や肝疾患に関する相談支援に関する業務
- 肝疾患に関する専門医療機関と協議の場の設定
- 肝がんに対する集学的治療 など
肝疾患相談センター
肝疾患診療連携拠点病院(高知大学医学部附属病院)に、下記の内容に基づいた、医療情報の提供と医療機関のご紹介、講習会等のご案内をするための相談センターを開設しています。
- 肝疾患に係る一般的な医療情報の提供。
(インターフェロンの治療などに関する情報等) - 都道府県内の医療機関等に関する情報の収集や提供。
(専門医療機関、協力医療機関と地域のかかりつけ医の情報提供等) - 医療従事者や住民を対象とした肝疾患に関する相談支援。
- 肝疾患に関する専門医療機関と協議の場の設定。
相談方法等
電話番号:088-880-2338、2339
開設日時:月曜日から金曜日 9時から12時・13時から16時。
医師による外来相談(要診療予約) 金曜日 13時から16時
※ただし、祝日・年末年始(12月29日から1月3日)、創立記念日(11月22日)を除く
高知県肝疾患専門医療機関
B型肝炎ウイルスまたはC型肝炎ウイルスに感染している方が、効果的で質の高い医療を受けることができるよう、高知県肝疾患専門医療機関を選定しています。
ウイルス性肝炎治療医療費助成制度
B型及びC型のウイルス性肝炎に対する抗ウイルス治療(インターフェロン治療、インターフェロンフリー治療及び核酸アナログ製剤治療)に係る医療費の自己負担分の一部を助成する制度を実施しています。
肝がん・重度肝硬変入院医療費助成制度
B型及びC型のウイルス性肝炎に起因する肝がん・重度肝硬変の入院医療に対する医療費の助成を行っています。
高知県肝炎医療コーディネーター
肝炎を治療に繋ぐための役割として、高知県肝炎医療コーディネーターの養成を行っています。
お知らせ
「令和5年度高知県肝炎医療コーディネーター新規養成研修会」を開催します。
関連情報リンク先
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 | |
電話: | がん・企画担当 | 088-823-9674 |
難病担当 | 088-823-9678 088-823-9684 |
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感染症担当 | 088-823-9677 | |
新興感染症担当 | 088-823-9092 | |
ファックス: | 088-873-9941 | |
メール: | 130401@ken.pref.kochi.lg.jp |