土佐湾沖で漁獲されたカツオの放射性物質の検査結果

公開日 2020年06月03日

背景

 カツオは、高知市での一世帯当たり消費量が全国一位である「高知県の魚」です。
 土佐湾沖で漁獲される水産物の安全性は確保されていると考えておりますが、カツオに対する県民の皆様の関心が高いことから、放射性物質の検査を平成23年7月から平成24年12月まで、毎月一回実施しましたので、その結果をお知らせします。

 
※県民の皆さまからのご質問と回答例については、ページ最下段に掲載していますので、参考にしてください。
  よくあるご質問とそれに対する回答

検査結果一覧表

単位:Bq(ベクレル)/kg

試料 採取場所 試料入手日

ヨウ素-131

セシウム-134

セシウム-137

放射性セシウム
合計
カツオ 土佐湾沖

平成24年12月17日

検出されず
(検出下限値:0.76)

検出されず
(検出下限値:0.76)

検出されず
(検出下限値:0.69)

カツオ 土佐湾沖

平成24年11月20日

検出されず
(検出下限値:0.58)

検出されず
(検出下限値:0.72)

検出されず
(検出下限値:0.77)

カツオ 土佐湾沖

平成24年10月3日

検出されず
(検出下限値:0.78)

検出されず
(検出下限値:0.59)

検出されず
(検出下限値:0.95)

カツオ 土佐湾沖

平成24年7月24日

検出されず
(検出下限値:0.79)

検出されず
(検出下限値:0.74)

検出されず
(検出下限値:0.78)

カツオ 土佐湾沖

平成24年6月18日

検出されず
(検出下限値:0.72)

検出されず
(検出下限値:0.88)

検出されず
(検出下限値:0.82)

カツオ 土佐湾沖

平成24年5月16日

検出されず
(検出下限値:0.69)

検出されず
(検出下限値:0.87)

検出されず
(検出下限値:0.74)

カツオ 土佐湾沖

平成24年4月18日

検出されず
(検出下限値:0.75)

検出されず
(検出下限値:0.73)

検出されず
(検出下限値:0.84)

カツオ 土佐湾沖

平成24年3月27日

検出されず
(検出下限値:0.79)

検出されず
(検出下限値:0.66)

検出されず
(検出下限値:0.81)

カツオ 土佐湾沖

平成24年1月18日

検出されず
(検出下限値:0.75)

検出されず
(検出下限値:0.59)

検出されず
(検出下限値:0.78)

カツオ 土佐湾沖

平成23年12月13日

検出されず
(検出下限値:0.64)

0.77
(検出下限値:0.75)

1.4
(検出下限値:0.83)

2.17

カツオ 土佐湾沖

平成23年11月15日

検出されず
(検出下限値:0.64)

検出されず
(検出下限値:0.67)

検出されず
(検出下限値:0.97)

カツオ 土佐湾沖

平成23年10月12日

検出されず
(検出下限値:0.68)

検出されず
(検出下限値:0.72)

検出されず
(検出下限値:0.64)

カツオ 土佐湾沖

平成23年9月13日

検出されず
(検出下限値:0.76)

検出されず
(検出下限値:0.73)

検出されず
(検出下限値:0.69)

カツオ 土佐湾沖 平成23年8月8日

検出されず
(検出下限値:0.76)

検出されず
(検出下限値:0.68)

検出されず
(検出下限値:0.75)

― 

カツオ 土佐湾沖 平成23年7月14日

検出されず
(検出下限値:0.63)

検出されず
(検出下限値:0.73)

検出されず
(検出下限値:0.93)

※食品衛生法に基づく放射性セシウムの規格基準:一般食品(飲料・乳製品等以外)・・・100Bq/kg

※検出下限値とは・・・測定において検出できる最小値のこと。測定方法の特性により、その値は毎回若干異なります。

 

 

測定方法

 平成14年3月厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に基づく、ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーにより、高知県衛生研究所が測定。

よくあるご質問とそれに対する回答

【質問】
 過去のカツオ検査で放射性セシウムが検出されましたが、高知県産のカツオは安全でしょうか。
【回答】
 平成23年12月13日に入手したカツオにおいて、ごく微量の放射性セシウムが検出されました。このカツオは、戻りガツオか否かは不明ですが、検出された数値は平成24年4月1日より施行された食品衛生基準の46分の1の数値となっており、食べても健康には全く影響ありません。

【質問】
 カツオの放射性物質の検査は可食部(筋肉)で行っていますが、高知の食文化では皮(タタキや皮付き刺身)や内臓(酒盗)も食べるので、これらも検査対象にすべきではないでしょうか。
【回答】
 海産魚では、過去の知見から、筋肉中でセシウム濃度が高い傾向がわかっていますので、筋肉を検査すればその魚の放射性物質の蓄積状況を評価できます。

【質問】
 高知県産の魚については、定期的な検査はカツオしか行われていませんが、その他の魚については安全でしょうか。
【回答】
 これまで高知県では、大気、水道水、降下物の検査を行っており、原発事故後に降下物からごく微量の放射性物質が検出されました(平成23年4月18から19日採取分)が、奈半利沖、須崎沖及び土佐清水沖で実施された沿岸海水の検査においては、放射性物質は検出されていません。そのため、本県の沿岸性魚種に関しては、現時点では直ちに検査する必要はないと考えております。ただし、他の魚種についても、状況の変化や、国や他県の検査結果等に応じ、必要であれば検査を行うこととしています。
 いずれにしても、現在高知県沖で漁獲される水産物は、安全であることをご理解ください。
また、全国で実施された魚介類の放射性物質検査の結果が、水産庁ホームページ(※1)でご覧いただけますので、参考にしてください。
※1 http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html

 

 


 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 水産振興部 水産業振興課

所在地: 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1丁目7番52号(西庁舎6階)
電話: 資源・生産 088-821-4829
構造改善 088-821-4613
内水面振興 088-821-4606
水産物外商室 流通・消費拡大 088-821-4611
加工・輸出振興 088-821-4552
ファックス: 088-821-4528
メール: 040401@ken.pref.kochi.lg.jp
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