公開日 2013年05月23日
更新日 2014年03月16日
「対話と実行行脚」 第2回 梼原町訪問実績
日時:平成25年5月16日(木曜日)
視察地
- 梼原学園
- 梼原こども園
- 大上厚しいたけ ほだ場
- 畜産現場(新谷氏牛舎)
- 株式会社南国ミロク 梼原工場
- 西区いきいきふれあい広場
- 四万川地区住民との意見交換
- 福祉の館
- 歴史民俗資料館「梼原千百年物語り」
視察の様子
1.梼原学園 平成23年4月に小中一貫校として開校した「梼原学園」。恵まれた環境の中で子どもたちがイキイキとした表情で学ぶ姿がとても印象的でした。こちらでは、“4-3-2”のまとまりを大切にした9年間の系統的な教育を実践。5年生から担当教科担任制の導入や特に中期(5年生から7年生)への支援に力を入れるなど、“中1ギャップ”解消につながる取組を進めています。そのほか、子どもは住民みんなで育てる”という教育ビジョンについてや、梼原町独自の海外研修制度、学資金貸付制度等についても教えていただき、町を挙げての取組に感銘を受けました。 |
2.梼原こども園 保育所と幼稚園の“共育”を進める「梼原子ども園」には、町内の子ども79名が通っています。こちらでは保幼から英語力を育む教育に力を入れているということで、この日も外国語指導助手とともに子どもたちが英語を学ぶ様子を見学、飛び入り参加をさせていただきました。「My name is…」と一生懸命自己紹介をしてくれる子どもたちがとても愛おしく感じるとともに、国際性を身につけ、将来活躍する姿を思い浮かべ、とても頼もしく感じました。 |
3.大上厚しいたけ ほだ場 肉厚で、その食感が“山のアワビ”とも言われる「大上厚しいたけ」のほだ場を視察。その割合は、採取する中でもわずか0.2%弱。生産者の方は、今では県の品評会で上位をとる常連となっていますが、その裏には、温度や水の管理、一品一品袋かけを行うなど、並々ならぬ努力があることを知りました。その場で味を見させていただきましたが、想像以上に歯ごたえがあり、こんなにおいしいしいたけがあることに感動しました。目標の“一億円産業”を目指して、ぜひ頑張っていただきたいです。 |
4.畜産現場(新谷氏牛舎) “地産地消・地産外商の取組”として、平成21年度から畜産業に携わっている新谷さんの牛舎を視察。新谷さんは元々町内で精肉店、焼肉店を経営しており、現在は育てた牛をその両店で提供し、100%梼原町内で販売しています。子牛、成牛と成長に応じて2つの牛舎で飼育をし、その味は町内でも人気を集めているそうです。梼原町内では、このように新規農業者による肥育数が増加しているとのことで、今後のさらなる飛躍に期待が高まります。 |
5.株式会社南国ミロク 梼原工場 ライフル銃やライフル銃用銃身の生産を行う「南国ミロク 梼原工場」を視察。ここでは年にライフル銃 約50,000丁を生産しているそうで、塗装、金属磨き、部品加工等、各工程の精密な作業を見学させていただきました。また、この工場で働く従業員のうち約80%が梼原町の住民の方とのことで、地域の大切な雇用の場として、地域の活性化にも大きく貢献していることを実感しました。 |
6.西区いきいきふれあい広場 梼原町には各地区に「いきいきふれあい広場」があり、月1回、ボランティアの方が体操、食事、健診等を行っています。こういった取組の成果が、梼原町の医療費や介護保険料にも表れているとのこと。今回、西区を訪問し、参加者の方と一緒に体操や意見交換をさせていただきました。老人会で取り組むグランドゴルフのお話や、買い物事情、また「地区の高齢化率が高いので、若い人の力がほしいが働く場所がない」といった意見もお聞きしました。この日は男性もたくさん参加され、ここに若い力が加われば、きっと大きな力になると確信しました。 |
7.四万川地区住民との意見交換 地区内のガソリンスタンドの廃業といった中山間が抱える問題に直面する中、集落活動センターの仕組みづくりに向けて、住民の方々が前向きに検討を重ねている四万川地区。意見交換の中でも「観光客の方が利用するトイレの改修をしたい」、「もっと大人数を受け入れられる宿泊体制を」など、おもてなし精神が光る意見を聞くことができました。集落活動センターの立ち上げに向けて、さまざまな方向から協力をさせていただきたい気持ちでいっぱいです。 |
8.福祉の館 生活に不安を持つ高齢者や障害者が、利用料1,000円/日で生活できる場所として親しまれている「福祉の館」。“自分たちでできることはやろう”をモットーに、運営協議会やボランティアの方、また利用者同士が助け合いながら生活をしている様子を見て、このような場所の必要性を実感しました。また、施設の建設費用に寄付金を集めたり、共有スペースの家具は廃校となった学校のものを再利用したりと、住民の方の知恵、工夫が生かされている点もとても勉強になりました。 |
9.歴史民俗資料館「梼原千百年物語り」 4月7日に開館した「梼原千百年物語り」を視察。館内では、映像やパネルを使って、1,100年前に津野氏が町を開いてから今日までの文化や歴史がわかりやすく紹介されています。また、十二単の複製や昭和の町並みのジオラマなどの展示も、興味深く見させていただきました。この日、梼原町内のいろいろな現場を視察させていただきましたが、町全体にパワーを感じ、梼原町のこれからの100年にも期待が高まりました。 |
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号(本庁舎2階) | |
電話: | 広聴担当 | 088-823-9898 |
広報担当 | 088-823-9046 | |
ファックス: | 088-872-5494 | |
メール: | 080401@ken.pref.kochi.lg.jp |