公開日 2013年12月25日
更新日 2014年05月04日
「対話と実行行脚」 第11回 日高村訪問実績
日時:平成25年12月17日(火曜日)
視察地
- 神母樋門周辺
- ひだか和紙有限会社
- NPO法人日高わのわ会
- 澁谷食品株式会社
- コスモス農業協同組合 日高支所
- 農事組合法人 霧山茶業組合
- 株式会社 屋形船仁淀川
- 名越屋沈下橋
- 日高酒蔵ホールにて意見交換会
視察の様子
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1.神母樋門周辺 昭和50年、51年の大水害など、古くから仁淀川からの逆流による浸水被害に悩まされてきた日高村。これまで、逆流防止のための河川改修や、樋門、放水路、調整池の整備などの治水事業に取り組まれてきたお話をお聞きしました。住民の方が安心して暮らせる町づくりのため、今後も引き続き河川改修を進めるとともに、親水公園の整備や、調整池周辺の桜の植樹等も計画しているとのことで、4、5年先には花が咲き、住民の方々の憩いの場、また村外の方々との交流の場となっていることを楽しみにしています。 |
2.ひだか和紙有限会社 今年6月に世界一薄い和紙を生み出した「ひだか和紙有限会社」を視察。その薄さは、なんと0.02mm。重ねても透けて見えるうえ強度があるため、フランス、イギリス、ドイツの美術館や博物館、公文書館などの古文書・文化財の修復に用いられていると聞き、とても誇りに思いました。 |
3.NPO法人日高わのわ会 トマト加工商品の販売や喫茶店の運営、障害者の就労支援等、地域住民に寄り添って精力的に活動をされている「わのわ会」を訪問。「配送料負担の軽減のため、東京にストックヤードがほしい」といった物流の課題や、「県内にA型事業所が少ない」といった福祉の課題など、現場で日々取り組んでいる中で感じておられる率直な思いをお聞きしました。今後は、「わのわ会」の取組を地域にも広げていきたいとの強い思いもお聞きし、“わのわ”の名前のごとく“人の輪(わ)”でつながる地域づくりが進んでいくことを期待しています。 |
4.澁谷食品株式会社 素材へのこだわり、商品のラインアップで、多くの人々から愛されている澁谷食品の芋けんぴ。その製造工場を見学させていただきました。試食させていただいた揚げたてアツアツの芋けんぴの味はまた格別。3月には、そのおいしさを味わえる店舗が、東京・日本橋「COREDO室町」にもオープン予定とのこと。まさに“地産外商”の取組です。ぜひ多くの方に、こだわりの詰まった“本当の芋けんぴのおいしさ”を届けていただきたいです。 |
5.コスモス農業協同組合 日高支所 日高村のシュガートマトは、早期栽培に取り組み、通常のフルーツトマトよりも早い11月上旬から出荷が始まります。この日も、出荷場にはすでにたくさんのトマトが運びこまれ、光センサーによる正確かつスピーディーな選別作業が行われていました。「色」、「形」、「糖度」の厳しい審査を受け、基準をクリアしたトマトは、濃厚な旨みと甘さが特徴。今年50周年を迎えるにあたって、記念トマトの発売も予定されているそうです。ぜひ味わってみたいですね。 |
6.農事組合法人 霧山茶業組合 「霧山茶業組合」は、柱谷地区で、先代からお茶の生産に取り組んでいます。栽培面積14ヘクタールを誇る茶畑の景色は圧巻。その美しさに思わず見とれてしまいます。こちらでは、男性が農作業、女性が商品開発を担当されており、ペットボトルの需要が増し厳しい状況のなかでも、次々と新たな商品を生み出しています。そのひとつ、この秋にデビューした“土佐炙茶”をいただきましたが、香ばしくしっかりとした味を楽しめました。今後も土佐茶ブランドの発信に力を注いでいただきたいです。 |
7.株式会社 屋形船仁淀川 仁淀川流域で観光客の人気を集める屋形船の取組現場を視察。昨年お伺いした際には1隻で運航されていましたが、集客数アップを図るため、今年5月には3隻に増やし、一度に最大34人が乗船できる体制を整えたそうです。さっそくその効果が現れ、今夏の乗船者数は昨年の2倍だったという報告を聞き、とても頼もしく感じました。さらに、グラスボートの導入や運航路線の増便等を検討されているとのことで、今後の活躍にも期待が高まります。 |
8.名越屋沈下橋 仁淀川の最下流に位置する名越屋沈下橋は、昭和46年完成、全長191m。貴重な観光スポットですが、来年度、沈下橋につながる道路の整備のほか、多くの方にゆっくりと過ごしていただけるよう、東屋や駐車場の整備も併せて計画しているそうです。この日も沈下橋を少し歩きましたが、すぐ近くに“仁淀ブルー”を感じ、とても気持ちのよい眺めを満喫することができました。 |
9.日高酒蔵ホールにて意見交換会 日高村の活性化に向け、観光ツアーやイベントの企画、環境改善活動に取り組んでいる方々との意見交換会を開催。トンボ公園の管理運営や婚活イベントの実施など、それぞれの活動状況や今後の課題を聞かせていただき、日々さまざまな工夫、努力をされている様子が伺えました。Uターン、Iターンで活躍されている方もいらっしゃり、その言葉一つ一つに大きな力を感じました。“地域の魅力を高めたい”、その思いと力を集結させ、今後も活動を続けていただきたいです。 |
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