平成25年度 「対話と実行行脚」 第12回 四万十町

公開日 2020年01月20日

「対話と実行行脚」 第12回 四万十町訪問実績

日時:平成26年1月8日(水曜日)

視察地

  1. コミュニティセンターとおわ
  2. シェアオフィス161(旧広井小学校)
  3. 道の駅「四万十とおわ」
  4. 久木の森山風景林及び大正中津川地区住民との意見交換
  5. クラインガルテン四万十
  6. 興津(沖ノ下)避難タワー
  7. JA四万十女性部との意見交換

視察の様子

1.コミュニティセンターとおわ

平成25年3月に完成した「コミュニティセンターとおわ」。
1階部分が十和総合支所、2階部分がコミュニティ施設、3階部分には、災害時の洪水被害を想定して発電機等の機械室が設けられています。
こちらの施設は、町産材をほぼ100%使用し、そのうち約90%は、四万十町が誇るブランド”四万十ひのき”が使われているとお聞きしました。
平成26
年3月には、同敷地内に十川地区防災倉庫、四万十消防団十川分団屯所、ポケットパークが完成予定とのことで、地域の防災拠点として今後の活用が期待されます。

2.シェアオフィス161(旧広井小学校)

旧広井小学校舎の教室を活用して企業や団体に事務所などとして貸し出しを行う「シェアオフィス161(ひろい)」にお伺いしました。
インターネット光回線や事務機なども完備された事務所には、現在
5企業が入居しており、様々な活動や情報発信がされています。四万十川のほとりという自然環境の中で、利用者の方からの「田舎であるが、むしろ快適」との一言が大変印象的でした。
また、シェアオフィスの代表の方からは、民間力を活かした企業誘致や移住促進のアイデアをお聞きしました。四国内外でのネットワークを通じた情報発信や交流などにも精力的に取り組まれているとのことで、更なる活躍に期待が高まります。

3.道の駅「四万十とおわ」         

開業から6年になる「道の駅四万十とおわ」は、利用客が90万人を超える人気の店。
今年4月には、十和地域特産の紅茶や栗を使ったスウィーツが楽しめる「四万十お茶栗カフェ(加工場併設)」がオープン予定です。その建設現場を見学させていただき、新商品の開発や販売の強化、地元雇用の促進など、今後の展開についてお聞きしました。
そのあと、「十和おかみさん市」の”郷土料理バイキング”で昼食。
豊富なメニューとのその味が人気の秘訣で、バイキングが開催される毎週水曜日の開店にはたくさんの方が訪れるそうです。

4.「久木の森山風景林」視察及び大正中津川地区住民との意見交換

H25.8月に四万十川条例に基づく「大正中津川集落の人と自然が共生する地域づくり協定」を地域・町・県で締結。
その共生モデル地区の環境保全の取組の一つである「久木の森山風景林」は、川、木、草花等の自然を活かした素晴らしい景観が広がっていました。地域内外の方々の交流の場として大切な地域資源となっています。
また、この地域には、Iターンで移住された方も多く、「農家民宿を利用したことでこの地域の良さを知った。」と移住のきっかけを話す方もおり、地域を盛り上げていこうという思いも強く、この熱意が住民の大きな力になっていることがよく分かりました。

 

5.クラインガルテン四万十

滞在型市民農園クラインガルテン四万十にお伺いし、H25.4月に完成した集会所で意見交換を行いました。
現在、こちらでは、県内外から22組の方々が滞在型の施設を利用されており、うち、12組の方々が移住を視野に入れているとお聞きしました。移住を決意された方からは、「周りの人の温かさに惹かれた」「地域のつながりが良い」「自然が豊かで食べ物もおいしい」といったお話や住居の問題などをお伺いし、更なる移住促進政策に生かしていきたいと感じました。

6.興津(沖ノ下)避難タワー

南海トラフ地震対策に先進的に取り組んでいる興津地区にお伺いし、避難タワー(沖ノ下)で地区住民の方々から地区の防災対策についてのお話をお聞きしました。
当地区では、以前から自主防災組織を中心として防災教育、防災訓練も活発で、東日本大地震の発生前のチリ沖地震後に興津保育園やデイサービスセンターの高台移転を行っています。
平成24年12月に出された南海トラフ巨大地震による被害想定により、現在の避難タワーでは高さが足りないとのことで、隣の敷地に新想定にも対応したタワーを建設予定であるとお聞きしました。
県でも、「津波の避難計画の徹底」「津波、地震による火災対策」「逃げ延びた後の避難所対策」など、きめ細かく取り組んでいくことが大切だと考えています。

7.JA四万十女性部との意見交換

JA四万十女性部の方々とお話をさせていただきました。
農協会館の前に出店している「みどり市」の事業を拡大し、現在、女性部では、お総菜部門を新たに立ち上げるべく、計画を進めています。
「まずは、地元の人に認めてもらえるようになってから、地域内外へ口コミで広めていきたい」とのことで、関係者の皆さんの意気込みが伝わってきました。
「高知家の食卓」キャンペーンと併せ、地産外商に向けて、女性部の皆さんの活動が大いに盛り上がっていきますように、応援しています。

 

この記事に関するお問い合わせ

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