公開日 2022年11月09日
南海トラフ地震対策行動計画とは
南海トラフ地震対策行動計画は、被害の軽減や地震発生後の応急対策、速やかな復旧・復興に向けた事前の準備など、県や市町村、事業所をはじめ県民それぞれの立場で実施すべき具体的な取組をまとめた南海トラフ地震対策のトータルプランです。
平成23年3月に発生した東日本大震災で得られた教訓を基に、対策の抜本強化と加速化を図るため、従来の計画を見直した「高知県南海トラフ地震対策行動計画(第2期:平成25年度~平成27年度)」を策定し、発災直後の「命を守る」対策を最優先に取り組んできました。
平成28年3月には、対策が進んだことで新たに見えてきた課題を反映した「南海トラフ地震対策行動計画(第3期:平成28年度~平成30年度)」を策定し、特に重点的に推進していく対策として、住宅の耐震化など、8つの重点課題を設定し目標達成に向け特に加速化を図ってまいりました。
さらに第3期計画期間中に発生した「平成28年熊本地震」を受け、避難所となる学校の体育館の非構造部材の耐震化や支援物資の輸送対策などを見直しました。
平成31年3月には、第3期行動計画の対策を土台として、「南海トラフ地震に関する情報(臨時)」(現在の「南海トラフ地震臨時情報」)が発表された場合の対応など新たな視点から各対策を見直した「南海トラフ地震対策行動計画(第4期:2019年度~2021年度)」(以下「第4期行動計画」という。)を策定しました。
第4期行動計画では、公共施設の耐震化やブロック塀対策、津波避難空間の整備を完了させます。また、道路啓開計画の実効性の確保や燃料確保対策の具体化、復興期を見据えた応急期機能配置計画の見直しなど、第3期までに策定した様々な計画のバージョンアップを進めます。
加えて、過去の大規模災害で多くの犠牲者が出ている要配慮者支援対策の加速化や、臨時情報への対応のほか、応急活動の実効性を高めるための受援態勢の強化(令和2年3月~)を重点的に進めていきます。
南海トラフ地震対策行動計画(第4期 2019年度~2021年度)の特徴
これまでの取組を土台としつつ、想像力を働かせ、より現実に即した対策を強化するなど、難易度の高い課題に正面から立ち向かう
◆策定方針
・第3期行動計画の各取組を総括し、新たに明らかになった課題を反映
・取組を数値化して定量的に分析し、目標値を再設定
・対策の時間軸をこれまで以上に長く捉え、取組を検討
◆重点的に取り組む課題
「命を守る」対策
1.住宅の安全性の確保
2.地域地域での津波避難対策の充実
3.南海トラフ地震臨時情報への対応
「命をつなぐ」対策
4.前方展開型による医療救護体制の確立
5.避難所の確保と運営体制の充実
6.地域地域に支援を行き渡らせるための体制の強化
7.早期の復旧に向けた取組の強化
8.高知市の長期浸水区域における確実な避難と迅速な救助・救出
共通課題
9.要配慮者支援対策の加速化
10.震災に強い人づくり~県民への啓発の充実強化~
11.応急活動の実効性を高めるための受援態勢の強化
南海トラフ地震対策行動計画(第4期 2019年度~2021年度)※2021年3月改定
計画一式
南海トラフ地震対策行動計画(第4期 2019年度~2021年度)2021年3月改定[PDF:60MB]
計画項目別データ
第1 計画作成の趣旨と基本的な考え方
第2 具体的な取組
第2-1 想定される被害シナリオに応じた対策[PDF:181KB]
参考資料
◆ 第3期南海トラフ地震対策行動計画の総括[PDF:10MB]
行動計画(PR版) ※第4期南海トラフ地震対策行動計画の概要版
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 |
電話: | 企画調整 088-823-9798 |
地域支援 088-823-9317 | |
事前復興室 088-823-9386 | |
ファックス: | 088-823-9253 |
メール: | 010201@ken.pref.kochi.lg.jp |
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