事例紹介(西畑)

公開日 2014年09月17日

湛水被害の防止とともに発展してきた施設園芸地帯 − 湛水防除事業 高知市「西畑」地区 −


 

 

 


 

西畑(さいばた)地区 事業概要 

 


【受益面積】31.8ha
【事業工期】1期:昭和56年度から62年度 2期:平成8年度から9年度
【総事業費】1期:381,500千円 2期:260,800千円
【事業内容】1期:排水機φ700×2台  2期:排水機φ900×1台

 【関連事業】
 ・県営ほ場整備事業(平成4年度から平成10年度)833,000千円
 ・農業構造改善事業(平成9年度) 268,000千円 ハウス団地8棟(1.7ha)

 

   

 


「西畑」地区の排水対策と基盤整備は、安心安全な農業振興を支えています。 


 西畑地区は1級河川仁淀川の左岸に位置する水田地帯で、温暖な気候を利用した施設園芸が古くから行われていましたが、台風等で仁淀川の水位が上昇すると排水樋門を閉じなければならず、毎年のように湛水被害が生じる自然条件のため施設園芸の拡大は限られていました。昭和56から62年に実施した湛水防除事業で排水条件が向上した結果、施設園芸は拡大し、基盤整備の気運も高まって、平成4年からは県営ほ場整備事業を導入した区画整理に着手しました。
 この結果、施設園芸は飛躍的に拡大していきましたが、水田がハウスになることで流出率が上がり再び湛水被害が生じ始めたため、平成8から9年に湛水防除の2期事業を導入し排水ポンプの増設を行っています。
 これら一連の排水対策と基盤整備は、県内でも有数の施設園芸地帯「西畑」を支えています。

 


事業効果

 


  • 排水対策と基盤整備の完了後は、ハウス面積・認定農業者が共に増えています。 
     排水対策と基盤整備の完了後は、ハウス面積が約1.8倍に増加し、認定農業者が5人から15人に増えています。
     
     湛水防除事業とほ場整備事業により基盤整備された農地では、農業構造改善事業(8棟、1.7ha)などによって、施設園芸用のハウス面積が約1.8倍に拡大しています。
     旧春野町の園芸作物は県内で高いシェアを占めています。


       

     
    旧春野町のシェア
           旧春野町の
           県内シェア

    品種

    高知県の全国シェア

     
    キュウリ 7位 1位
    メロン 2位
    トマト 1位
    パプリカ 2位
    ミョウガ 1位 6位

 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 農業振興部 農業基盤課

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