【宮ノ越池の氾濫の影響を受ける地域】

• 姫ノ井地区では、宮ノ越池下流の「姫ノ井川」の谷底にある農地で、「宮ノ越池」の氾濫の影響を受ける可能性があります。
• 周防形地区では、「周防形川」沿いの低地にある住家や農地で、「宮ノ越池」の氾濫の影響を受ける可能性があります。

【地震時直ちに高所へ避難する必要がある地域（要避難地区）】

• 「周防形」の集落内では、周防形小学校付近から下流、周防形橋付近までの範囲の河川両岸の宅地が、「周防形川」から溢れた水により浸水する可能性があります。 このうち、特に周防形小学校付近や、左岸（川の東側）の上新橋より下流の地域（白皇山の山裾部）、右岸の下新橋より下流の町道下側の低い土地では、勢いの強い氾濫水が流れ、浸水の深さも0.5m以上となるため、大きな被害を受ける可能性があります。そのため、この付近のお住まいの方は、大きな地震を感じた場合、速やかに住まいから離れ、地域で定めた一時避難場所へ避難してください。
  
  周防形地区の沿岸部や周防川沿いの標高の低い土地では、南海地震が発生した際に「津波」による浸水の危険があります。 低地にお住まいの方は、この地図で示した「宮ノ越池」の破堤による浸水想定区域以外に、高知県が公表している「津波浸水予測図」（浸水深図や津波到達時間図）により、地域への津波の影響を確認し、地震の際に安全な避難ができるようにしてください。　

【ため池氾濫の状況と地域における注意点】

• 「宮ノ越池」が破堤した場合、氾濫水は「姫ノ井川」から溢れ、両岸の農地を激しい勢いで国道321号方向へ流れ下ります。 「姫ノ井地区」の集落は、川から十分な距離を持った高台にあるため、直接ため池の氾濫の影響はありません。 ただし姫ノ井川沿いの低所にいる時に大きな地震にあった場合には、直ちに周囲の安全な高所へ避難してください。 また、地震後ため池の安全が確認されるまでの間は、浸水の恐れのある低地には近寄らないようにしてください。
• いったん避難したあと、津波の心配がなくなっても、ため池の浸水の影響がある地域にお住まいの方は、ため池の安全が確認されるまでの間は避難場所にとどまるようにしてください。　
• ため池氾濫による浸水の危険性のない地域にお住まいの方も、万一屋外にいて大きな地震にあった場合に速やかな避難行動ができるよう、日頃からこの地図で地震時にため池の氾濫の影響がある範囲をよく確認しておいてください。

 
【最寄りの公共施設等の安全性】

• 地区防災会で定めた８カ所の「津波避難場所」は、周防形川から離れた高所にあり、万一ため池の氾濫が生じても、浸水の恐れはありません。　なお、一部の津波避難場所やそこへの避難経路上では、地震時に崖くずれの恐れがありますので、避難の際には十分に注意してください。 「エコロジーキャンプ場」や「ベルリーフ大月」も、ため池の氾濫による影響はありません