公開日 2014年11月18日
日本一の森林率を誇る高知県は、平成17年度から「環境先進企業との協働の森づくり事業」を行っています。この事業では森林の再生による環境保全及び地球温暖化対策、並びに地域交流による地域振興への貢献を目的として、環境先進企業・団体、市町村及び森林組合等の皆様とパートナーズ協定を締結し、森林保全に取り組んでいます。
平成26年8月30日、パートナー企業・団体、市町村、県等の関係者が参加して「第8回協働の森フォーラム」を開催しました。フォーラムでは、「木の活用を通じた地方と都市の持続的な発展に向けて」をテーマに、高知県の豊富な森林資源を「CO2の吸収源」だけでなく、地方にとっての「産業振興」「地域活性化」、企業にとっての「社会貢献」の新たな展開に、それぞれどうつなげていくか、共に考えました。
フォーラムの閉会にあたって参加者が、今後さらに連携を深め、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、再生可能な木材を活用する取組みを加速化するとともに、森林保全活動を通じて地球温暖化防止に貢献するため、「地方と都市が連携し、再生可能な森林資源を活用する循環型社会の構築に向けて」の共同宣言を行いました。
内容
共同宣言文 |
地方と都市が連携し、再生可能な森林資源を活用する 循環型社会の構築に向けて(共同宣言)
高知県は、黒潮打ち寄せる変化に富んだ海岸線をはじめ、四万十川に 代表される清流や緑深い山々など、全国に誇れる美しく豊かな自然に恵 まれています。中でも、県土の84%を占める豊かな森林は成熟期を迎え、 人々の生活に多くの恵みを提供していくことが期待されます。 私たちは、この豊かな森林資源を活かすべく、間伐など森林保全活動 に取り組み、地球温暖化の防止にも貢献してきました。 今後、私たちはさらに連携を深め、2020年東京オリンピック・パラリ ンピックに向けて、再生可能な木材を活用する取組を加速化するとともに、 森林保全活動を通じて地球温暖化防止に貢献するため、次のとおり取 り組んでいくことを宣言します。
1 CO2の吸収源である森林の再生を通じて地球温暖化防止に貢献す るとともに、社会活動や事業活動、またそれぞれの生活の中で木を積 極的に取り入れて利用し、その取組について広く情報を発信していき ます。 2 日本の「木の文化」を世界にアピールするため、環境を優先する2020 年東京オリンピック・パラリンピックにおいて、選手村などの関連施設 にCLT(直交集成板)をはじめとする木材の積極的な活用を進め、それ を機に、都市に木造建築物による“森”を創り、ひいては山の“森”を育て る取組が推進されるよう協力・支援していきます。 平成26年8月30日 協働の森づくり協定企業・団体(別記) 高知県 協働の森づくり協定市町村(別記) |
共同宣言全文はこちらからダウンロードしてご覧いただけます
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