公開日 2023年04月14日
Q.消費者物価指数とは?
A.私たちは、日常生活で様々な商品(財やサービス)を購入しています。例えば、豚肉100g157円、キャベツ1kg285円、映画観覧料大人1回1,800円といった具合です。これらの価格は、高くなったり安くなったりいろいろな動きをします。
物価の動きは、比較の基準となる時点を決めて、その時の物価に対してどの程度上昇(又は下降)したかを比率のかたちでみるとわかります。
消費者物価指数は、私たち消費者世帯が購入する商品価格の平均的な動きを表すため、総務省が令和2年(5年ごとに改定)を基準年として作成しているものです。
Q.指数の作成方法は?
A.基準年の家計調査をもとに、消費者世帯が購入した商品の中から重要度の高い(支出額の大きい)ものを指数品目として選定(約500)し、出回りが多く価格変動を代表できる銘柄を継続して、「小売物価統計調査」により調査員等を通じて調査しています。
そして、基準年で個々の品目が世帯の消費支出全体に対してどのくらいの割合を占めているかを計算して品目のウエイトとし、消費者物価指数は、調査価格の基準時価格(令和2年平均=100)に対する比率をこのウエイトで加重平均して作成されます。この場合、物価全体の動きに対して、各内訳項目がどれだけ影響したかを寄与度といいます。
Q.消費者物価指数の種類は?
A.
1 基本分類指数
「総合指数」のほかに、「食料」、「住居」、「光熱・水道」、「家具・家事用品」、「被服及び履物」、「保健医療」、「交通・通信」、「教育」、「教養娯楽」、「諸雑費」の10大費目指数があります。
さらに、56の中分類に分けた指数も作成されており、物価変動を詳しく調べるのに用いられます。
2 財・サービス分類指数
指数品目を財(物品)かサービスかの区分のほか、どのような産業で作られているかなど供給側の視点で組み替えて分類したもので、全国平均及び東京都区部について作成されています。
3 地域差指数
全国平均及び東京都区部の物価を100として、「持家の帰属家賃を除く総合」、「食料」、「家賃を除く総合」について年1回作成されており、物価水準の地域差をみることができます。
「消費者物価指数ってなんだろう?」については、下記にお問い合わせください。
高知県総務部統計分析課 統計分析第一担当
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Fax (088)823-9257
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