令和元年度 「対話と実行行脚」 第3回 大月町

公開日 2020年01月20日

令和元年度 「対話と実行行脚」 第3回 大月町訪問実績

日時:令和元年5月23日(木曜日)

視察地

1.外国人技能実習生との意見交換
2.柏島観光情報発信センターの視察
3.姫ノ井集落活動センター「姫の里」の視察
4.備長炭製炭場の視察
5.デイサービスセンターさんごの視察
6.大洞山ウィンドファームの視察
7.地域住民の方々との意見交換会

視察の様子

1.外国人技能実習生との意見交換

1.外国人技能実習生との意見交換

 宿毛湾を代表する漁業である中型まき網漁業が盛んな安満地(あまじ)地区を訪問し、インドネシアから来た6人の外国人技能実習生や、彼らを受け入れている地元漁業者の皆さんと意見交換をしました。

 明るく素直で仕事熱心な彼らと接するうちに、地区の皆さんが「素晴らしい青年たちだ、受け入れてよかった」と揃って仰っていることに、私も得心しました。

 「安満地に来てよかった」と口々に言う彼らの存在が、漁業はもとより、集落の賑わいにも繋がっているお話を伺い、外国人の皆さんによる安満地地区の更なる活性化に期待が高まりました。

2.柏島観光情報発信センターの視察

2.柏島観光情報発信センターの視察

 ダイバーや海水浴客で賑わう柏島の観光情報発信の拠点として、この夏に正式オープンを予定している「柏島観光情報発信センター」を視察させていただきました。

 地区の皆さんによる特産品販売のほか、約170台の駐車場も整備され、観光客の皆さんをお迎えする態勢は万全といったところです。

 透き通って広がるエメラルドブルーの景色を眺めていると、ダイビング経験のない私ですが、いつか時間を作って柏島の海を存分に満喫したいと思いました。

3.姫ノ井集落活動センター「姫の里」の視察

3.姫ノ井集落活動センター「姫の里」の視察

 開所から4年目を迎えた、姫ノ井集落活動センター「姫の里」を視察させていただきました。

 「カフェ姫の里」では、月2回(第2・4水曜日)モーニングとランチメニューが提供されており、地域の皆さんにも大評判だそうです。また、耕作放棄地を利用して農産物を栽培し、メニューにも利用しているそうです。

 私もこの日、集落活動センターの皆さんと一緒に、大月町産の鶏を使った、当センターの人気メニューである「チキン南蛮定食」をいただき、「これは人気があるのも頷ける」と舌鼓を打って堪能させていただきました。

4.備長炭製炭場の視察

4.備長炭製炭場の視察

 備長炭の原材料となるウバメガシの群生地である大月町で、良質の備長炭作りに取り組んでいる、大月町備長炭生産組合の製炭場を視察し、窯出し作業を体験させていただきました。

 釜から取り出して真っ赤に燃える炭は、宝石とも言える輝きを放っており、備長炭作りに携わっている皆さんの熱い思いとご苦労を肌で感じることができました。

 苗木を育てて植樹する活動など、将来世代に繋げていく取組も行われており、未来ある産業として今後ますます隆盛されることを期待します。

5.デイサービスさんごの視察

5.デイサービスさんごの視察

 利用者拡大と用途の拡充を目的に整備し、昨年12月に開所した「デイサービスさんご」を視察させていただきました。

 利用者の皆さんからは、「家にひとりでいるより、楽しく運動ができる」「来るのが楽しみ」といった声が上がっているそうで、創作活動による機能訓練をされている皆さんお一人お一人の表情からもそういった充実を感じることができました。

 また、利用者の皆さんの生活の質の向上や、ご家族の介護負担の軽減に努めている職員の皆さんの日頃の取組に感謝するとともに、今後も地域福祉の向上に尽力されることを期待します。

6.大洞山ウィンドファームの視察

6.大洞山ウィンドファームの視察

 昨年5月に完成した、11基の風車を擁する風力発電所「大洞山ウィンドファーム」を視察させていただきました。

 毎月第2、第4の土日には、発電所構内の作業道を一般開放し、大人から子どもまで、家族連れの皆さんで大人気だそうで、大月町の雄大な景色をバックに、約50メートルの羽根が高速で回転する様子に、私も大いに興奮しました。

 今後も観光資源としての魅力向上に積極的に取り組まれるとのことであり、大月町への観光客誘致の可能性に大変期待が高まりました。

7.地域住民の方々との意見交換会

7.地域住民の方々との意見交換会

 大月町の各分野で活躍されている方々と、それぞれの活動や課題について意見交換を行い、その後、傍聴の方からもご意見を伺いました。

 体験メニューの掘り起こしや「マグロのまち」としての取組に尽力されている観光関係の皆さんのお話、集落営農という形で地域の農業の継続に尽力されている皆さんのお話、食材の提供等で応援してくださる皆さんと連携し「こども食堂」に取り組まれている民生児童委員の皆さんのお話などを伺い、大変勉強させていただくとともに、感銘を受けました。

 傍聴していただいた方を含め、大月町の現場の声をお聞かせいただき、有意義な時間となりましたことに感謝いたします。

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