公開日 2024年02月06日
更新日 2024年07月04日
県では、原子力規制委員会原子力規制庁(平成25年度以前は文部科学省)からの委託事業及び高知県原子力災害避難等実施計画Ver.2(平成30年5月 高知県)に基づき、環境中の放射能の平時モニタリング調査を実施しています。
調査項目は以下のとおりです。各調査の結果は、以下の項目からご覧ください。
(1)水道水(蛇口水)及び飲料水
(2)降下物
(3)大気浮遊じん
(4)土壌
(5)リアルタイム空間放射線量率(モニタリングポスト)
(6)空間放射線量率(定点計画測定)
(7)牛乳・野菜・海産生物等
【関係機関等リンク集】
・原子力規制委員会トップページ
・放射線モニタリング情報共有・公表システム(原子力規制委員会ホームページ)
・高知県放射線モニタリングデータ(高知県衛生環境研究所ホームページ)
(1)水道水(蛇口水)及び飲料水
-
水道水
原子力発電所事故に起因する水道水への影響を監視するため、以下の方法で蛇口から水道水を採取し、分析を行っております。
【平成23~27年度】毎日、蛇口から上水を1.5リットルずつ採取のうえ3か月間で約100リットルとしたものを分析
【平成28年度~現在】年1回、蛇口から100リットルを採取したものを分析
採取場所 保健衛生総合庁舎(高知市)
最新の測定結果
採取日 | 測定日 | 測定値 (ミリベクレル/リットル:mBq/L) |
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放射性ヨウ素 ヨウ素-131 |
放射性セシウム セシウム-134 |
放射性セシウム セシウム-137 |
||
令和5年6月12日 |
令和5年7月3日 |
不検出 | 不検出 | 不検出 |
※「不検出」とは、検出限界値未満をいい、各放射性核種の検出限界値は次のとおり
ヨウ素-131(1.7mBq/L程度)、セシウム-134及びセシウム-137(0.4mBq/L程度)
過去の測定結果及び全国の測定結果
環境放射線データベースで公開されています。
- 飲料水
原子力災害発生後に、放射性物質または放射線の放出に環境への影響を評価するため、平時から年1回の頻度で以下の4か所から飲料水を採取し、分析しています。
採取場所
採取場所 | 採取地点 | |
梼原町 | 六丁 | 六丁簡易水道とび地松谷水源取水堰 |
四万十町 | 地吉 | 地吉簡易水道取水地 |
四万十市 | 西ヶ方 | 西土佐西ヶ方 広見川金刀比羅橋 |
宿毛市 | 山北 | 山北下の谷川山北簡易水道取水堰 |
最新の測定結果
採取場所 | 採取日 | 測定日 | 測定値 (ベクレル/キログラム:Bq/kg) |
||
放射性セシウム セシウム-134 |
放射性セシウム セシウム-137 |
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梼原町 | 六丁 | 令和5年7月24日 | 令和5年7月31日 | 不検出 | 不検出 |
四万十町 | 地吉 | 令和5年7月28日 | 令和5年7月31日 | 不検出 | 不検出 |
四万十市 | 西ヶ方 | 令和5年7月26日 | 令和5年7月31日 | 不検出 | 不検出 |
宿毛市 | 山北 | 令和5年7月24日 | 令和5年7月31日 | 不検出 | 不検出 |
※「不検出」とは、検出限界値未満をいい、各放射性核種の検出限界値は次のとおり
セシウム-134及びセシウム-137の合計(2Bq/kg)
これまでの測定結果
平成29年度から令和5年度まで(飲料水)[PDF:31.9KB]
(2)降下物
1か月間の降下物(地表に自然に落ちてきた大気中のちりやほこり、雨水など)を採取し、分析しています。
採取場所 保健衛生総合庁舎(高知市)
最新の測定結果
採取日 | 測定日 | 測定値 (メガベクレル/平方キロメートル:MBq/km2) |
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放射性ヨウ素 ヨウ素-131 |
放射性セシウム セシウム-134 |
放射性セシウム セシウム-137 |
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4月分 令和5年3月31日 ~令和5年5月1日 |
令和5年5月18日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
5月分 令和5年5月1日 ~令和5年6月1日 |
令和5年6月15日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
6月分 令和5年6月1日 ~令和5年6月30日 |
令和5年7月13日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
7月分 令和5年6月30日 ~令和5年8月1日 |
令和5年8月10日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
8月分 令和5年8月1日 ~令和5年9月1日 |
令和5年9月19日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
9月分 令和5年9月1日 ~令和5年10月2日 |
令和5年10月13日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
10月分 令和5年10月2日 ~令和5年11月1日 |
令和5年11月13日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
11月分 令和5年11月1日 ~令和5年12月1日 |
令和5年12月12日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
12月分 令和5年12月1日 ~令和6年1月4日 |
令和6年1月15日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
1月分 令和6年1月4日 ~令和6年2月1日 |
令和6年2月8日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
2月分 令和6月2月1日 ~令和6年3月1日 |
令和6年3月13日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
3月分 令和6年3月1日 ~令和6年4月1日 |
令和6年4月11日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
※「不検出」とは、検出限界値未満をいい、各放射性核種の検出限界値は次のとおり
ヨウ素-131(0.4MBq/km2程度)、セシウム-134及びセシウム-137(0.06MBq/km2程度)
過去の測定結果及び全国の測定結果
環境放射線データベースで公開されています。
(3)大気浮遊じん
エアーサンプラーを用いて、3か月間で大気10,000m3を吸引捕集し、大気中の放射性物質を分析しています。
採取場所 保健衛生総合庁舎(高知市)
最新の測定結果
採取日 | 測定日 | 測定値 (ミリベクレル/立法メートル:mBq/m3) |
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放射性ヨウ素 ヨウ素-131 |
放射性セシウム セシウム-134 |
放射性セシウム セシウム-137 |
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4~6月分 令和5年4月3日 ~令和5年6月20日 |
令和5年6月23日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
7~9月分 令和5年7月12日 ~令和5年9月20日 |
令和5年9月20日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
10~12月分 令和5年10月5日 ~令和5年12月19日 |
令和5年12月19日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
1~3月分
令和6年1月10日 ~令和6年3月7日 |
令和6年3月11日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
※「不検出」とは、検出限界値未満をいい、各放射性核種の検出限界値は次のとおり
ヨウ素-131(0.02mBq/m3程度)、セシウム-134及びセシウム-137(0.007mBq/m3程度)
過去の測定結果及び全国の測定結果
環境放射線データベースで公開されています。
(4)土壌
砂じんの発生、風による吹き溜まり、降水の流入、流出又は溜水のない場所において、地表下0~5cm、5~20cmの2種層を採取し、土壌中の放射性物質を分析しています。
採取場所 農業技術センター(南国市) ※令和元年度まで高知城公園すべり山(高知市)
最新の測定結果
採取日 | 測定日 |
深さ |
測定値 (ベクレル/キログラム乾土:Bq/kg乾土) |
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放射性ヨウ素 ヨウ素-131 |
放射性セシウム セシウム-134 |
放射性セシウム セシウム-137 |
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令和5年7月19日 | 令和5年7月28日 | 0~5 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
令和5年7月31日
|
5~20 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
※「不検出」とは、検出限界値未満をいい、各放射性核種の検出限界値は次のとおり
ヨウ素-131(24Bq/kg乾土程度)、セシウム-134及びセシウム-137(0.9Bq/kg乾土程度)
過去の測定結果及び全国の測定結果
環境放射線データベースで公開されています。
(5)リアルタイム空間放射線量率(モニタリングポスト)
県内の放射線の状況を広範囲で把握するため、県内7か所にモニタリングポストを設置し、大気中の放射線量率を24時間連続で監視しています。
モニタリングポスト設置場所
モニタリングポスト設置地点 | 高さ | |
安芸市 | 安芸広域公園里のゾーン | 地上1m |
本山町 | 中央東土木事務所本山事務所 | |
高知市 | 保健衛生総合庁舎屋上 | 地上20m |
佐川町 | 中央西福祉保健所 | 地上1m |
四万十市 | 中村高等技術学校 | |
梼原町 | 梼原町坪野田地区 | |
四万十市 | 西土佐中学校 |
最新の測定結果
高知県放射線モニタリングデータ(衛生環境研究所ホームページ)で公開されています。
全国の測定結果
放射線モニタリング情報共有・公表システム(原子力規制委員会ホームページ)で公開されています。
※環境省が設置するモニタリングポストの測定結果については、以下のサイトからご覧ください。
環境放射線等モニタリングデータ公開システム(環境省ホームページ)
過去の測定結果
環境放射線データベースで公開されています。
(6)空間放射線量率(定点計画測定)
モニタリングポストを設置していない地域及び最寄りの原子力発電所から概ね50kmの距離に一部の地域が所在する4市町等における空間放射線量率を把握するため、県内22か所において、地上1mでサーベイメータによる空間放射線量率の測定をしています。
採取場所・測定頻度
測定場所 | 測定頻度 | ||
安芸市 | 矢ノ丸 | 安芸福祉保健所 駐車場 | 4回/年 (3か月ごと) |
香美市 | 土佐山田 | 中央東福祉保健所 駐車場 | |
高知市 | 丸ノ内 | 高知城公園すべり山 | 12回/年(毎月) |
いの町 | 波川 | 高知県立農業大学校 | 4回/年 (3か月ごと) |
須崎市 | 東糺 | 須崎福祉保健所前 川端シンボルロード | |
梼原町 | 富永 | 旧四万十川小学校グラウンド | 2回/年 (6か月ごと) |
西路 | 維新の門 | ||
田野々 | 旧越知面小学校グラウンド | ||
松原 | 旧松原小学校グラウンド | ||
四万十町 | 古城 | 旧古城小学校グラウンド | |
十和川口 | 十和総合支所駐車場 | ||
大井川 | ヘリポート | ||
大正大奈路 | 旧大奈路小学校グラウンド | ||
四万十市 | 中村 | 幡多福祉保健所 駐車場 | 4回/年(3か月ごと) |
江川崎 | 西土佐総合支所駐車場 | 2回/年 (6か月ごと) |
|
口屋内 | 口屋内郵便局前路上 | ||
江川 | 西土佐江川君が淵駐車場 | ||
大宮 | 国民健康保険大宮出張診療所前路上 | ||
宿毛市 | 橋上 | 嶋之宮神社前路上 | |
桜町 | 春長児童公園 | ||
小筑紫 | 旧小筑紫小学校前路上 | ||
平田 | 平田公園 |
最新の測定結果
・高知城公園すべり山(高知市)
測定日 | 測定値 (ナノシーベルト/時:nGy/h) |
令和5年4月5日 10時 | 30 |
令和5年5月10日 10時 | 30 |
令和5年6月7日 10時 | 30 |
令和5年7月5日 10時 | 60 |
令和5年8月9日 10時 | 30 |
令和5年9月6日 10時 | 40 |
令和5年10月11日 10時 | 40 |
令和5年11月8日 10時 | 30 |
令和5年12月6日 10時 | 40 |
令和6年1月10日 10時 | 40 |
令和6年2月7日 10時 | 40 |
令和6年3月6日 10時 | 30 |
・その他の測定場所
以下の添付ファイルからご覧ください。
これまでの測定結果
平成29年度から令和5年度まで(サーベイメータによる空間放射線量率)【年2回測定箇所】[PDF:131KB]
平成29年度から令和5年度まで(サーベイメータによる空間放射線量率)【年4回以上測定箇所】[PDF:119KB]
※平成29年度から測定場所を一部変更しています。
平成23年度から平成28年度まで(サーベイメータによる空間放射線量率)[PDF:101KB]
(7)牛乳・野菜・海産生物等
環境試料中の放射性物質の濃度を把握するため、牛乳(原乳)、野菜(露地で栽培したほうれん草と大根)、海産生物(土佐湾沖で採取したカツオ)を試料として、分析を行っています。
最新の測定結果・採取場所
・牛乳(原乳)
試料名 | 採取場所 | 採取日 | 測定日 | 測定値 (ベクレル/リットル:Bq/L) |
||
放射性ヨウ素 ヨウ素-131 |
放射性セシウム セシウム-134 |
放射性セシウム セシウム-137 |
||||
牛乳 (原乳) |
高知市 | 令和5年8月7日 | 令和5年8月7日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
※「不検出」とは、検出限界値未満をいい、各放射性核種の検出限界値は次のとおり
ヨウ素-131(0.06Bq/L程度)、セシウム-134及びセシウム-137(0.06Bq/L程度)
・野菜
試料名 | 採取場所 | 採取日 | 測定日 | 測定値 (ベクレル/キログラム生:Bq/kg生) |
||
放射性ヨウ素 ヨウ素-131 |
放射性セシウム セシウム-134 |
放射性セシウム セシウム-137 |
||||
ほうれん草 | 香美市 | 令和6年1月14日 |
令和6年2月9日 |
不検出 | 不検出 | 不検出 |
大根 | 香美市 | 令和6年2月29日 | 令和6年3月8日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
※「不検出」とは、検出限界値未満をいい、各放射性核種の検出限界値は次のとおり
ヨウ素-131(0.08Bq/kg生程度)、セシウム-134及びセシウム-137(0.04Bq/kg生程度)
・海産生物
試料名 | 採取場所 | 採取日 | 測定日 | 測定値 (ベクレル/キログラム生:Bq/kg生) |
||
放射性ヨウ素 ヨウ素-131 |
放射性セシウム セシウム-134 |
放射性セシウム セシウム-137 |
||||
カツオ | 土佐湾沖 | 令和5年5月9日 | 令和5年5月19日 | 不検出 | 不検出 | 0.22 |
※「不検出」とは、検出限界値未満をいい、各放射性核種の検出限界値は次のとおり
ヨウ素-131(0.06Bq/kg生程度)、セシウム-134及びセシウム-137(0.03Bq/kg生程度)
※食品中の放射性物質に係る基準値(一般食品):放射性セシウム 100Bq/kg(平成24年4月1日からの基準)
過去の測定結果及び全国の測定結果
環境放射線データベースで公開されています。
【用語説明】
- 放射線の単位
・Sv(シーベルト):放射線が人体に与える影響を示す単位
・Gy(グレイ):放射線から受けるエネルギー量を示す単位
※ベクレルからシーベルトへは、実効線量係数という換算係数を使って計算できます。【接頭語】
・m(ミリ) :1000分の1
・μ(マイクロ):100万分の1
・n(ナノ) :10億分の1
※1mSv/h = 1,000μSv/h = 1,000,000nSv/h
- モニタリングポスト
大気中の放射線量(γ線)を継続的に測定する固定型の装置で、生活環境中の放射線量を年間を通じて測定し、平常時から非常時まで常時放射線量の変化を監視することができます。
- サーベイメータ
簡易的に放射線を測定することを目的とした、携帯用の放射線測定器です。
- 空間放射線量率
ある時間内に空気中を通過する放射線の量をいいます。 - 放射能に関する基礎的な情報
環境省ホームページにおいて、一般向けの放射能に関する基礎的な情報が記載されていますので、参考にしてください。
「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料」(環境省ホームページ)
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-0850 高知市丸ノ内2丁目4番1号 保健衛生総合庁舎 |
電話: | 総務担当 088-821-4960 |
企画担当 088-821-4961 | |
保健科学課 088-821-4963 | |
生活科学課 088-821-4964 | |
環境科学課 088-821-4697 | |
ファックス: | 088-821-4696 |
メール: | 130120@ken.pref.kochi.lg.jp |
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