公開日 2023年02月28日
浦戸湾流域別下水道整備総合計画について
下水道には、公共用水域の水質保全という重要な役割があります。
河川・湖沼・海域の水域において最も効果的な水質保全のための下水道整備を行うためには、広域的な観点から、効率的な整備を図るための全体的な計画を策定することが重要です。
このような背景から、環境基本法第16条に基づく水質環境基準の類型指定がなされている水域について、
その環境基準を達成するため、当該流域に係る下水道の整備手法を定める総合的な計画として、流域別下水道整備総合計画(以下「流総計画」という。)を都道府県が策定するよう下水道法第2条の2に規定されています。
高知県では高知市・南国市・香美市の3市にまたがる浦戸湾流域について、公衆衛生の向上と公共用水域の水質保全に寄与し、都市の健全な発展と生活環境の改善に資するために
平成25年度に策定した現計画について、高知県の将来人口推計等を勘案しより効率的かつ経済的な下水道整備・運営管理を目指し新たに見直しを実施し、 令和27年度までを計画期間として流総計画を策定しています。
浦戸湾流域図(浦戸湾流域は高知市・南国市・香美市の3市にまたがっています)
流総計画の主な改訂内容
1.水処理方式の転換
現時点における浦戸湾流域の水質環境は下水道等の整備・普及により環境基準が達成・維持されています。このことを考慮し、将来(令和27年度)における水質環境は、 現在導入されている窒素・リンの除去を主とした高度処理から、より一般的な処理方法である標準活性汚泥法等に転換した場合でも、生活排水処理施設整備の進展と人口減少の影響等により水質環境基準の 達成・維持が可能と推定されることから処理場の整備目標については、標準活性汚泥法等へ処理方法を転換することとしました。
ただし急激な水質変化の抑制・海域水質の保全のため、既存の施設を活用した運転をしつつ水域のモニタリングを継続し、段階的に移行する計画としています。
2.運転管理目標値の設定
処理方式の転換にあたり、浦戸湾流域の河川・海域環境の保全に十分に配慮して段階的な移行を図るように検討しています。
・窒素・リンについて当面守るべき運転管理目標値を設定するとともに、既存の高度処理施設を活用した運転を継続する ・公共水域の水質調査結果等による監視・評価を継続する |
運転管理目標値については、以下の内容になります。
この記事に関するお問い合わせ
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電話: | 上水道担当 | 088-823-9349 |
下水道担当 | 088-823-9854 | |
公営企業会計担当 | 088-823-9852 | |
環境施設担当 | 088-823-9851 | |
公園緑地担当 | 088-823-9853 | |
ファックス: | 088-823-9036 | |
メール: | 171801@ken.pref.kochi.lg.jp |
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