公開日 2009年03月18日
更新日 2014年03月16日
自然にやさしい工法
小動物保護側溝
今までの側溝では落ちた小動物(ミミズ・カエルなど)ははい上がることが出来ずに死んでしまうことが多かったのですが、この小動物保護側溝を設置することによって小動物は自力で山側へ脱出することが出来ます。高知県では、林道の開設時には50mに1箇所程度設置するようにしています。
丸太柵工
林道の場合、特に開設後の法面(切り取られた山の斜面)の風化によって土砂の流出が起きます。流出した土砂は、側溝にたまって排水の機能を低下させたり、舗装をいためる原因になります。そこで、丸太柵工を法面の足下付近へ施工することによって小段(ステップ)ができ、流出した土砂をくい止めることができます。また、降雨時には法面の足下へ雨水が集るため浸食の予防も兼ね備えています。
石積工
石積工は昔から施工されてきた工法で、写真は現場で発生した石を使用して谷地形の箇所に水路とますを施工しています。
木製工事用看板
中央西林業事務所では木材の需要を少しでも高めるためのPRとして、森林土木工事に使用する工事用看板に木材を使用する取り組みを行っています。現在たくさんの工事現場でそれぞれ独自の木製看板ができあがっています。
補強盛土工
近年施工量が増えているのが補強盛土工法です。通常のコンクリート擁壁では白い壁面が目立つのですが、この工法で施工すると壁面が緑化するため、柔らかい印象を与えます。
丸太土留工
工事中の写真ですが、間伐材を使用した丸太土留工です。一般的にはブロック積工がよく施工されていますが、この工法も徐々に施工されつつあります。
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