公開日 2014年03月07日
更新日 2014年03月30日
1月16日に採取した検体のうち、高知県衛生研究所で薬剤耐性株の可能性があると解析された検体について、国立感染症研究所で詳細に薬剤感受性について解析しました。
その結果、抗インフルエンザウイルス薬であるオセルタミビル(商品名:タミフル)及びペラミビル(商品名:ラピアクタ)に耐性を持つAH1pdm09型であることが判明しました。
国立感染症研究所の速報によると、今回の耐性ウイルスについて、オセルタミビルとペラミビルに対する感受性は500倍以上低下していましたが、ザナミビル(商品名:リレンザ)とラニナミビル(商品名:イナビル)に対する感受性は低下していませんでした。
【医療従事者の皆様へ】
臨床経過から薬剤耐性が疑われる場合には、交叉耐性を示さない薬剤(ザナミビルとラニナミビル)を使用することを考慮するなど、診療に当たりご留意頂きますようお願い申し上げます。
なお、これまでのところ、症状の違い、重症化リスクの上昇、インフルエンザワクチンの効果低減等に関する報告はありませんので、通常の季節性のインフルエンザと同様の対応をお願いいたします。
【県民の皆様へ】
薬剤耐性インフルエンザウイルスは、これまでのところ症状に違いはありませんので、通常の季節性のインフルエンザと同様に以下の予防対策と注意事項にご留意ください。
予防対策と注意事項
【人にうつさないようにするために】
1「咳エチケット」を守りましょう。
2外出はできるだけ控えましょう。
【かからないために】
1こまめに手洗いやうがいをしましょう。
2でかけるときは、なるべく人ごみを避けましょう。
3十分な栄養と休養をとりましょう。
【医療機関を受診する時の注意点】
1事前に電話をして、受診時間や受診に際しての注意事項を確認しましょう。
2受診する際には、必ずマスクを着用しましょう。
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