公開日 2009年10月08日
更新日 2014年07月03日
こうち山の日制定記念シンポジウム(平成15年10月19日)
私たちの住む高知県は、県土の84%が森林です。
その約7割が人工林で、先人が子孫に引き継ぐため大変な努力を傾けてきました。
しかし、中山間地域の過疎化と高齢化が進むとともに山の守り手が減少し、手入れ不足の森林が増加しています。
このような現状のなか、高知県では、「森林環境税」を創設し、森林の環境面の機能を保全することに役立てることとしています。
さらに、豊かな森林の恵みに感謝し、森林や山を守ることの重要性に対する理解と関心を深め、県民一人ひとりが森林を守る活動に参加し、また自ら活動することによって山を守り育て次代へと引き継いでいくために、11月11日を「こうち山の日」と制定しました。
このことを広く県民に知らせると共に、記念イベントとして「森はともだちシンポジウム」を開催し、梼原町と馬路村の取り組みから県民の皆さまにご意見・ご提案を頂くことを目的とし開催しました。
森はともだちシンポジウム
- 日時:平成15年10月19日(日曜日)
- 場所:高知県民文化ホール(オレンジ)
- 主催:高知県・こうち山の日実行委員会
- プログラム
12時30分 開場
「こうち山の日制定セレモニー」
主催者あいさつ(こうち山の日実行委員会 座長)
制定記念コンクール表彰
・「高知県木の文化賞」特別表彰
・「こうち山の日」制定記念コンクール表彰
13時20分 高知交響楽団による演奏
13時50分 基調講演:山本一力さん(作家)
「こうち山の日」に寄せて
14時40分 一宮中学校の生徒達による環境のとりくみ発表
11時10分 「森はともだち」イメージソング
県立高知丸の内高等学校(音楽科)によるコーラス
15時00分 「森はともだち」シンポジウム
すぐそこにある森から考える−梼原町と馬路村の取り組みから−
16時25分 閉会
基調講演「こうち山の日」に寄せて 講演者:山本一力さん(作家)
市民グループの企画による「こうち山の日」にちなんだ朗読劇「父子杉」の原作を書き下ろしました。
シンポジウムに先駆けてこの朗読劇は、高知市、馬路村をはじめ高知県内を巡演しました。
講演では、ふるさとの山への想いを語って頂きました。
「森はともだち」シンポジウム
梼原町には森林資源保全の国際基準であるFSCの取得など、県内で最も元気な森林組合があります。
四国カルストに設置した風力発電から森林整備にとって基調な財源が入っていることでも話題になりました。
一方の雄、馬路村は「ごっくんやりゆうかぇ」のゆずドリンクで全国的に有名で、合併しないことをいち早く宣言した村。
最近ではエコアス馬路村を設立し林業を元気にするため頑張っています。
この二つの町村に縁の深い方々に聞く、発送豊かな資源の循環の話。
そして一歩踏み込んで「森に対して、今私たちにできること」を考えました。
基調講演
森はともだち
シンポジウム
◆ こうち山の日制定記念コンクール入賞作品 ◆
森のメッセージの部
「誰がために ここにありしか 緑山 じっくりどっしり 命見守り」 (最優秀賞)
「育てよう 広がるみどり 土佐の山」 (優秀賞)
森の絵手紙の部
(最優秀賞)
「生きき物は森を大切にしてるよ」
(優秀賞)
「山でいっしょにあそぼ。」
写真の部
(最優秀賞)
「共生」
(優秀賞)
「2003’YOSAKOI ゆすはら」
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