この装置は競輪の補助を受けて導入しました。
加工後のトラブルの原因にもなる残留応力※は、機械加工や熱処理、溶接、鋳造等の製造工程で発生し、製品の品質に大きな影響を及ぼしますが、簡便な測定が困難でした。
この度、生産現場において簡便で迅速に大小様々な加工物の残留応力を測定できる、可搬型のX線残留応力測定装置を新規導入しました。
加工後のトラブルの原因究明のみならず品質向上や新製品開発の展開などに、ぜひご利用ください。
※外力を除去した後でも物体内に存在する応力
使用料項目 |
可搬型X線残留応力測定装置 |
---|
使用例
・冷間加工の残留応力測定
・溶接継手の残留応力測定
・熱処理による残留応力測定
・表面改質による残留応力測定
・被膜・成膜、めっき、接合などによる残留応力測定
・残留オーステナイトの定量測定
機器の仕様
メーカー | 株式会社リガク |
---|---|
型式 | SmartSite RS |
スペック | 測定対象/回折面 鉄鋼 α-Fe(211)、アルミ Al(222) X線源 Cr(30kV-1.7mA,50W) X線入射角度 ψ0=35° X線照射径 φ1mm、φ2mm(コリメーターなし) 検出器 高速半導体2次元検出 カメラ長/測角範囲 45mm/2θ=145°~165°(最大) 解析手法 DRS法 |
特徴 |
単一入射法による測定により、簡便で短時間での測定が可能 |
特記事項 |
この装置は競輪の補助を受けて導入しました。 |
導入年度 | 令和2年度 |
導入事業名等 | 公益財団法人JKA「公設工業試験研究所等における機械設備拡充補助事業」 |
お問い合わせは 生産技術課 まで