創業65年で、東証JASDAQに上場している企業です。精密金型の製造からプラスチック成形まで、トータルにサービスを提供できるプラスチック精密成形の総合システム会社です。

2001年から海外にも工場を置き、グローバルに展開しており、現在、金型製造の工場は国内と海外にそれぞれ1工場ずつ、成形工場は海外に3工場という体制です。

世界中で販売されている薄型CDケースの約90％が当社の精密金型から作りだされており、他にも医療機器、自動車部品、プラスチック容器など、あらゆる分野で不二精機の精密金型が活躍しています。

「技術は命　良品は力　誠意は道」という社訓のもと、お客様の生産現場へ「安心をお届け」するために、たゆまぬ技術開発を行っております。

国内業容の拡大に伴い、新たな工場の候補地選びに苦慮していましたが、高知県と宿毛市から補助制度のみならず色々な情報・アイデアを提供してもらうなど大変熱心な誘致活動があり、進出を決断しました。

我々の仕事は、集中力が求められ神経を研ぎ澄ませて従事しなければなりませんので、宿毛市のように静かで自然に囲まれた地域というのが、仕事をする上で非常によい環境となります。

国内の工場では精密金型の製造を行っていますが、製造の工程は大きく分けて設計、機械加工、検査、磨き（仕上げ工程）の4つです。

設計では3Dモデルの製図作業、機械加工では金型部品の精密加工作業、検査では加工された金型部品の測定作業、磨き（仕上げ工程）では加工された金型部品の離型性を良くする（金型から成形品を取り出し易くする）ための仕上げ作業を行います。

お話しを伺った方

不二精機株式会社
取締役　金型事業部　事業部長　塩井　寿史さん（右）
管理本部 人事総務部　主幹　渡部　純さん（左）

前職にて事務をしていましたが、地元で「モノづくり」の仕事がしたいと考え転職を決意し、入社いたしました。松山工場にて２年間の研修があり「金型」について学びました。（研修中のアパート賃貸料は全額会社負担で支度金も支給されました）現在は設計担当として、新型の金型設計を行っております。宿毛工場就任後は、松山工場にいる上司や同僚とメールやTeams会議でコミュニケーションを取り業務を行なっています。自分の描いた金型図面に基づいて製造された「金型」から成形された製品が、問題の無い良品であったときの達成感は格別です。