院長あいさつ
ご挨拶
高知県立あき総合病院は、精神科専門病院であった旧県立芸陽病院と、一般診療科病院の旧県立安芸病院の2つの県立病院が平成24年に合併し、新たに心も身体も診療できる「県立あき総合病院」として誕生した病院です。平成26年4月には新病院建物も開院し、高知県東部安芸医療圏のための総合病院として、ハード面においても充実した陣容となってまいりました。
すでに超高齢化を迎えているこの高知県東部地域では、地域の医療・介護・福祉すべての下支えとなる、中核となる医療体制が不可欠です。また、ひとつの医療圏域内で医療を完結させ、住民の方々に安心して暮らしていただけるよう、特に救急医療、急性期医療について十分な対応を行う必要があります。さらに南海トラフ大地震に備えた災害医療への万全な体制整備、また将来を担う若い医師の養成機関としての役割も当病院には与えられています。これら多くのニーズに応える、まさしく「地域の総合病院」を目指していくことが、私共の病院の責務と考えています。
新病院は23の診療科を備え、入院ベッド数は270床で一般急性期病棟3病棟、地域包括ケア病棟1病棟、精神科病棟2病棟の、計6病棟で構成されています。また、救急医療、特に急性期循環器系診療に不可欠な東部地域唯一となる心臓カテーテル装置などの医療機器が整備されています。
高知県立あき総合病院は、将来にわたって高知県東部安芸医療圏とともに歩んでいく病院です。地域に根付いた東部のための病院となるよう、職員一同、力を合わせ診療にあたる所存であります。末長くご支援をいただきますようお願い申し上げます。
高知県立あき総合病院
病院長 前田博教