ご来院の皆様へ
時間外診療について
当院は、幡多地域における医療の中核となる病院として地域の他の医療機関や保健・福祉介護施設などとの連携のもとに、地域で完結できる良質な医療の提供を目指しています。
救急外来も当院の幡多地域において果たすべき重要な役割の一つであり、緊急処置・手術や入院治療が必要な患者さんに対して、より迅速な受け入れ、治療を行えるような体制を365日・24時間維持しています。
これにより、当院では現在年間約2500件の救急車搬送の患者さんを受け入れておりますが、同時に夜間・休日の時間外受診をされる患者さんも多く、年間約15000人の方が来院されております。
そのため、夜間・休日には内科系及び外科系の医師各1名が当直し、救急患者さんの診療に当たっており、さらに専門的な治療が必要な場合は各科専門医を呼び出し、診療に当たることにしております。
しかしながら、当院の医師数は、昨今の医師不足の中で平成15年と比べると10人近く減少しており、医師に対する負担がますます増加しています。このよう な状況下で、緊急性がなく、通常の外来診療の延長のような感覚で気軽に受診される患者さんに忙殺されていては、急を要する重症患者さんや入院患者さんへの 対応はもとより、通常診療にも支障をきたしかねず、当院の使命である入院治療や手術に対応できる救急医療そのものが危うくなりかねません。
つきましては、例えばお仕事や学校の都合でといったような緊急性のない理由で夜間や土日祝日の救急外来を受診されますことは、どうか慎んでいただきますようお願いいたします。
当院としましては、幡多地域の急性期医療を担う病院として、何としてもこの救急診療体制を維持すべく懸命に努力する所存です。今後も継続して、安全、安心で質の高い医療を提供し続けていくために、住民の皆様のご理解とご協力を切にお願いする次第です。