絵金
幽玄の世界
芝居は、江戸時代、庶民の身近な娯楽でした。江戸末期の土佐で二曲屏風の大画面に描かれた独特の芝居絵が誕生しました。
この芝居絵は一人の町絵師が始めたと伝えられています。絵師の名は金蔵といい、人々は絵師金蔵を略して「絵金」と呼びました。
絵金まつり
浄瑠璃、歌舞伎を題材にして幕末の町絵師「金蔵」が描いた二つ折り約六尺四方の大屏風絵を1年に1度開かれる夏祭りの宵闇の中に開き、香南市赤岡町の古い建物が残る商店街軒下に立掛け、吊提灯と燭台の百匁ろうそくのあかりに照らし出して観賞します。絵金独特のおどろおどろしい幽玄の世界へ引き込まれます。
所在=香南市赤岡町
期日=7月第3土曜日・日曜日