四万十川
四万十川の名前は、文字どおり四万余りの支流をもっているという説やアイヌ語の「シ・マムタ」(はなはだ美しい)からきたという説があります。
全長196キロメートル、流域面積2,186平方キロメートル。標高1,336メートルの不入山(いらずやま)の東斜面が水源とされています。
その流れは周囲の自然を懐深く抱え込み、多くの動植物を育みながら蛇行し大河となり、河口の町「土佐の小京都・中村」で太平洋に流れ込みます。
四万十川流域に住む人々は、昔からこの川を愛し、生活の場として川の営みを大切にしてきました。
川は今も人々の素朴な気風や地域の歴史、文化を育み、日本最後の清流として変わることなく、流れ続けています。