土佐清水市 教訓(余震)
中浜港地震碑
【ゆうどうくん】
「これは何の碑?」
【トラフ博士】
「これはじゃな、土佐清水市中浜にある恵美須神社への参道石段に建てられている碑じゃ。
この碑には、安政の南海地震のことが記されておる。」
【ゆうどうくん】
「ふ~ん、どんな?」
【トラフ博士】
「碑は、高さ二丈(約6メートル)の津波が4~5度入ったことや翌年は規模は小さいが、年中余震があったことを伝えておるのじゃ。」
【ゆうどうくん】
「そうなんだ。余震があるんだね。」
【トラフ博士】
「そうじゃ。南海地震の場合、大きな揺れを伴う余震がしばらく続くと考えたほうがよいな。ちなみに、安政の南海地震の時は、余震が3年も続いたという記録が残っておる。じゃから、地震の後は、壊れかけた家には入らないことや、土砂崩れなどの危険がある所には近づかないことじゃな。 」
【トラフ博士】
「あと、この碑では、地震の前日に起こった鈴浪を地震の前兆現象ととらえているが、その鈴浪は、安政の東海地震の津波のことで、必ずしも鈴浪が南海地震の前兆現象とは限らんから注意することじゃ。」
土佐清水市/中浜港地震碑MAP
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