揺れから身を守る
1)揺れによる被害
南海トラフ地震のような大地震の場合、県内全域で同時に大きな被害が発生することが予想されています。このため、全ての地域での消防機関などによる避難誘導や人命の救助などは困難です。まずは「自分の命は自分で守る!!」ということが大事です。
2)揺れから身を守るポイント
■地震の発生を早く知る
地震をすばやくキャッチし、強い揺れが始まることを数秒から数十秒前にお知らせする緊急地震速報は、テレビやラジオ、携帯電話などを通じて受信できます。※ 携帯電話については設定が必要な場合があります。お使いの電話会社にて確認し、必ず緊急地震速報を受信できるようにしておきましょう。
■大事な頭をまず守る
落下物に注意し、大事な頭を守りましょう。
■危険な場所から離れる
倒れるおそれのあるブロック塀や、土砂崩れのおそれのあるところから離れましょう。
Q. 緊急地震速報を見聞きしたときはどうすればいいの?(クリックで答えを表示)
A.
強い揺れが来るまでの短い間に、身を守るための行動を取りましょう。
※ただし、震源に近い場所では、強い揺れに間に合わないことがあります。
Q. 家や建物の中にいたらどうしたらいいの(クリックで答えを表示)
A.
●部屋にいたら
大きな家具や本棚が倒れ、額縁(がくぶち)などが落下することがあるので、丈夫なテーブルや机などの下に隠れましょう。
※机が押しつぶされるほどの重量物が落下する可能性があるときは、机の下でも危険です。より安全な所に逃げましょう。
●エレベーターの中にいたら
地震感知装置が付いているエレベーターの場合は、近くの階で自動的に止まるようになっていますが、付いていないエレベーターの場合、揺れを感じたら、すべての階のボタンを押し、止まった階で下りてください。
●多くの人がいる施設にいたら
係員の指示に従いましょう。
落ち着いて行動しましょう。
あわてて出口に走り出さないようにしましょう。
●揺れがおさまったら
すべてのガス器具の火を消して元栓を閉めましょう。また電気のブレーカーも落とすようにしましょう。
Q. 外にいたらどうしたらいいの?(クリックで答えを表示)
A.
●街中を歩いていたら
建物の近くを歩いている時は、ガラス窓、看板などの落下物に注意し、持ち物で頭をカバーし、身を守れる場所に逃げます。
●ブロック塀や自動販売機の横を歩いていたら
倒れるおそれがありますので、すぐに離れましょう。
●山の中にいたら
がけの上や下等、土砂崩れのおそれのあるところから離れましょう。
●車を運転していたら
揺れを感じたら、ゆっくりと減速し、あわてず左側路肩に停車してエンジンを停止。ハザードランプを点灯し、周囲の車に注意を促しましょう。
長い斜面の下やトンネルの出入口付近では、崩落の危険がありますので、できるだけその場所を避けて停車しましょう。
ドアはロックせず、エンジンキーは付けたままにして車を離れましょう。
貴重品などは車内に残さないようにしましょう。
他の通行車両にはねられないように注意しましょう。
Q. 大きな揺れは一度だけなの?(クリックで答えを表示)
A.
本震の後の余震にも注意が必要です。南海トラフ地震の場合、大きな揺れを伴う余震がしばらく続きます。時間とともに余震の大きさと回数は減っていきますが、東北地方太平洋沖地震の余震が2年以上経過した現在も続いており、1854年の安政南海地震の時には、余震が3年も続いたという記録が残っています。
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気象庁から出される余震情報に注意しましょう!
壊れかけた家には、入らないこと! 土砂崩れなどの危険がある所には、近づかないこと!