「こどものころから防災にふれよう!!~あそぼうさいカルタ~」
対象年齢:文字を覚える年齢から小学生まで(小学校低学年を中心として作成)
目的
こどもたちの世代は、必ず南海トラフ地震に遭遇すると考えなくてはなりません。そのため、地震・津波から身を守るために大事なことをこどもに伝え、記憶に残すことが、いざというとき、その子の命を救うことになります。そうしたことを絵でイメージをわかせながら、繰り返し遊んで学べるように、「あそぼうさいカルタ」を作成しました。
保育園、幼稚園、小学校、御家庭などで、カルタに関したお話などを交えながら先生と園児、親子、お友達どうしで、楽しく遊んでいただけたらと思います。
カルタの作り方
- カルタをデータ化(PDF化)しています。ホームページ(下記)からダウンロードしてください。
(※PDFが開いたら「ファイルの名前を付けて保存」をしてパソコンに取り込んでください。)
- A4用紙(厚手のインクジェット用光沢紙がきれいに打ち出せます。)にプリントアウトしてください。
- ふちにそって丁寧に切って、カルタとしてお使いください。
- プリンターは、カラープリンターをおすすめします。
遊び方
- ひとりが読み札を読み上げ、絵札を競争者が取り、その数を競います。
- 慣れたら、カルタの絵札を見せて、その絵が伝えたいメッセージを逆に答えてもらいます。
ダウンロード
このカルタはPDFで作成しています。
PDFの閲覧にはAdobe System社の無償のソフトウェア「Adobe Reader」が必要です。下記のAdobe Readerダウンロードページから入手してください。
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あそぼうさいカルタ50音順
あ行 (クリックで表示・非表示切り替え)
あ |
あっ揺れだ 大事な頭を まず守ろう |
揺れ |
地面が揺れたら、それは地震だよ。物が落ちてくるばかりじゃなくて、家具や地震に弱い建物は、倒れて、ケガをしたり死ぬこともあるんだ。頭や体が傷つかないように、何もない場所に逃げたり、丈夫な机の下に入ろう。ずれないように、机の脚をしっかり持っておくことも大事だよ。 |
い |
いらないもの 捨ててすっきり 安全な家 |
備え |
いらない物が多い家は、地震で揺れると、その物が部屋に散らかって、逃げにくくなるよ。地震の後の片付けも大変。日頃からすっきりした部屋で暮らそうね。 |
う |
海からつなみまんがやってくる 川の側も危ないよ |
つなみまん |
つなみは海からやってくるけど、川をさかのぼって、思わぬ被害をもたらすよ。川幅が狭くなったり、曲がっていると、川の水があふれることがあるよ。津波が川をさかのぼったり、あふれる力は大きく、川のそばにいると、波にさらわれることがあるので、川には近づかないようにしようね。 |
え |
えっこんなに早く つなみまんは あっという間にやってくる |
つなみまん |
津波は、沖ではジェット機くらいの速さで、陸地に向かってきます。高知県では揺れてから5分から30分で津波がくるよ。大揺れの後動けるようになったら、すぐに逃げよう。 |
お |
おいら トラフ博士の助手 ゆうどうくん |
ゆうどうくん |
悪者とときどき間違われる顔だけど、僕はトラフ博士の助手のゆうどうくんだよ。揺れの後は、落ち着いて避難しよう。 |
か行 (クリックで表示・非表示切り替え)
か |
海底で つなみまんが 生まれます |
つなみまん |
津波がどこで生まれるかみんな知ってる?実は、海底なんだよ。地震で海底のプレートが上下に動くとともに、その上にある海水が一緒に上下に動くことによって、波ができるんだ。これが津波だよ。 |
き |
今日は 楽しい 避難訓練 |
備え |
みんなの学校や保育園では避難訓練してるかな。訓練をしたことがある人は、いざというとき本当に行動にうつせるんだって。 |
く |
繰り返し しつこく襲う つなみまん |
つなみまん |
津波は、一回だけじゃなく何回も繰り返してくるよ。一度引いたからといって、安全が確認できるまでは、戻ってはいけません。 |
け |
えっこんなに早く つなみまんは あっという間にやってくる |
避難 |
揺れの後、津波が来るか来ないか分かるまで待たないで、動けるようになったら、安全な高台にすぐ避難しよう。 |
こ |
ご飯どき 家族会議の 大チャンス |
備え |
いざというときどこに避難するのか、離ればなれのときに地震が起こったらどう連絡するのか、家族で決めておくことが大事!ご飯のときは、話のチャンスだよ。 |
さ行 (クリックで表示・非表示切り替え)
さ |
災害と ともに戦う 四人の仲間 |
キッズほか |
左から、たいさくくん、ヘルパちゃん、ゆうどうくん、トラフ博士だ。 |
し |
消火器も 使えて初めて 役に立つ |
備え |
消火器は、火を消す道具。使い方を知らないと、火事の時使えない。まずは、ピンをぬく。火元にホースを向ける。そして、レバーを握って、薬をかけて消そう。 |
す |
水没の 道にいくつも 落とし穴 |
続く災害 |
水につかった町の水の下は、危険な状態。段があったり、マンホールのふたが空いていたりすることもあるよ。また、見えないところに物があって、脚をけがする危険もあるよ。どうしても、水の中を歩かなくてはいけないときは、棒などで、深さや物がないかを確かめよう。 |
せ |
背を低く 口と鼻にハンカチ 煙を吸うな |
続く災害 |
火事のときの煙は熱くて毒がある。煙は上に上がるから、下の方に良い空気があるよ。背をひくくし、口と鼻をハンカチで押さえて、煙に巻かれないように逃げようね。 |
そ |
「備えチョキ」って 私たちに呼びかける 未来っ子 |
キッズ |
未来からきたたいさくくんとヘルパちゃんは、未来の南海地震で大変な目にあったから、現代の私たちに「備えちょき」って、伝えに来たよ。 |
た行 (クリックで表示・非表示切り替え)
た |
助け合い みんなの命 守ろうね |
地域 |
地震のときは、近所の人と力を合わせてケガした人を助けないといけません。普段のおつきあいが大事だよ。近所の人にあったら、あいさつをしようね。 |
ち |
地下深く パワーをためる じしんまん |
じしんまん |
地震は、地下のふたつのプレートのひずみがたまって、おこるんだ。 |
つ |
つなみまんからは 逃げるが勝ちだ 走れ走れ |
つなみまん |
津波に巻き込まれると、おぼれたり、漂流物にぶつかったりして、死んでしまう。津波が来る前に逃げましょう。 |
て |
てくてくと 散歩がてらに 道しらべ |
備え |
避難する道は、一度通って危険な所を見ておこう。ブロック塀や揺れで落ちそうな橋はないか、道は十分な広さがあるか見ておこう。 |
と |
東南海・南海地震は双子の地震 |
じしんまん |
東南海地震と南海地震は、同時に起こったり、あまり時間をおかず起こったりしてきて、双子の地震といわれているよ。 |
な行 (クリックで表示・非表示切り替え)
な |
長年の研究成果だ トラフ博士の お話きいて |
トラフ博士 |
トラフ博士は、昭和の南海地震を経験してる。そのときの恐い経験を通して、地震研究の道に入ったんだ。 |
に |
逃げよう 我が家の決めた 避難場所 |
避難 |
避難場所を家族と話し合って決めておこう。 |
ぬ |
ぬげない靴で 逃げましょう |
避難 |
逃げるときは、長靴よりスニーカーが良い靴だ。道の上に落ちている物をひょいひょいと乗り越え、飛び越え、走らなければいけないときもあるからね。 |
ね |
寝る場所に 落ちてくるもの 置かないで |
避難 |
一日の中で一番多く時間を過ごしているのが、寝室だ。寝ている間に地震が来ても大丈夫なように、落ちてくるものや倒れてくるタンスなどを置かないように。 |
の |
のどかなまちを 破壊する じしんまんはこわいなぁ |
じしんまん |
地震は、建物を倒したり、物を落としたりして、人の命をうばったりする恐いもの。地面が揺れたら地震だ。 |
は行 (クリックで表示・非表示切り替え)
は |
遙か昔から 暴れてきたよ じしんまん |
じしんまん |
南海地震は、昔から起こっているよ。高知では、西暦1600年からみると、100年から250年くらいの間隔で、南海地震が起こっているんだ。次また暴れる時期が近づいているよ。 |
ひ |
避難場所 持っていくのは まず命 |
避難 |
避難場所にたくさんの物を持っていこうとしたら、荷物が重くて逃げにくくなるよ。非常持ち出し品を用意して、運べる重さにしておこうね。 |
ふ |
ブロック塀 地震のときには 離れよう |
揺れ |
地震の揺れでブロック塀が倒れるかも。下敷きにならないよう、ブロック塀から離れよう。ブロック塀の下敷きになって、亡くなった人もいるんだよ。 |
へ |
部屋の中 安全なところは どこだろう? |
揺れ |
部屋の中を見回して、安全な所を作っておくと安心だ。家具やテレビが倒れてきたり、食器が落ちたり、ガラスが割れたりする場所は危険!トイレやお風呂は壁に囲まれて落ちてくるものが少ないので、あわてて飛び出なくても大丈夫。 |
ほ |
歩道橋や橋を 揺らしたり 落としたりする じしんまん |
じしんまん |
地震の揺れでは、橋が落ちたり、大きく揺れたりするよ。橋の上にいたら、地面に近い方に走って、橋から離れるようにしようね。 |
ま行 (クリックで表示・非表示切り替え)
ま |
真夜中の 地震に備える トラフ博士 |
トラフ博士 |
枕元に、懐中電灯、ラジオ、スリッパ(靴)など、非常持ち出し品を備えておこう。トラフ博士は、薬、メガネ、入れ歯も置いているね。 |
み |
未来からタイムマシンでやってきた たいさくくんとヘルパちゃん |
キッズ |
たいさくくんとヘルパちゃんは、未来でおこる南海地震を経験したから、タイムマシンに乗って、備えの大事さを伝えに来たんだ。 |
む |
向こう三軒両隣 困った時には 助け合い |
地域 |
地震がおこったら、人を助けたり、火事を消したり、避難所で生活したり、たくさんの人と力を合わせることが大切だよ。ご近所の人ともあいさつをして、仲良くね。 |
め |
めちゃくちゃに 家具を倒すぞ じしんまん |
じしんまん |
南海地震では、100秒くらい揺れるといわれているよ。固定していないタンスなどはあっという間に倒れるよ。 |
も |
もうひとつ 逃げ道を考えておくと 安心だ |
備え |
ひとつの避難経路では、もし、その道が倒れた家などでふさがれたら逃げられなくなるよ。いくつか、逃げ道を考えておくといいね。 |
や行 (クリックで表示・非表示切り替え)
や |
役立つよ ビニール袋に ラップや ちり紙 |
備え |
ビニール袋は、頭からかぶって合羽にしたり、敷物にしたり、トイレにもなり、色々役に立つよ。また、地震後水道が出なくてお皿が洗えないとき、ラップがあればお皿に敷いて食べると、お皿は汚れないから、洗わないで次も使えるね。 |
ゆ |
ゆうどうくんの頭の矢印 逃げる方向 示してる |
ゆうどうくん |
矢印は、こちらの方向に行きなさいという意味です。ゆうどうくんは、どこに行っても、この場所で安全なのはどこ?といつも考えているんだよ。 |
よ |
よく揺れる 大きな地震の その後も |
揺れ |
大きな揺れの後も、余震といって地震は続きます。大きな揺れのときもあるので、倒れかけた家には、入らないように。土砂崩れにも要注意! |
ら行 (クリックで表示・非表示切り替え)
ら |
ラジオには かえの電池も 必要だ |
備え |
ラジオは、大切な情報源となるよ。でも電池が切れると聴けなくなるから、電池の準備も忘れずに。 |
り |
リュックには 大事なものを いれとこう |
備え |
大事な物をとっさに持ち出そうとしてもなかなかできません。ふだんから必要な物をもちだせるようにしておくことが大切だね。 |
る |
留守番中 地震がきても 大丈夫? |
たいさくくん |
大人がいないときも、地震がきたらどうしたらいいか分かっている?たいさくくんは、トラフ博士から聴いたお話を思い出しているよ。 |
れ |
レッツゴ- つなみまんが来ない 高台へ |
つなみまん |
大揺れの後、動けるようになったら、津波がとどかない高台(又は鉄筋コンクリートの建物の3階以上)へ逃げよう。 |
ろ |
路上では 立ち止まらずに 頭にカバン |
揺れ |
道を歩いているときに、地震が来たら、立ち止まらずに、物が落ちたり、倒れてこない方に移動して、カバンを頭に乗せるなど、頭を守って逃げようね。 |
わ行 (クリックで表示・非表示切り替え)
わ |
割れますよ ガラスのある場所 気をつけて |
避難・備え |
ガラスは、地震の揺れですぐ割れるよ。素足で踏むとケガをするから、気をつけて。飛散防止フィルムをガラスに貼っておくと飛び散らなくて安心だね。 |
を |
連絡をしたくても 電話がなかなか つながらない |
連絡 |
地震が起こったら、電話はかかりにくくなるよ。家族と避難する場所を話し合ったり、災害伝言ダイヤル171の利用の仕方も知っておいてね。 |
ん |
んっ これで大丈夫 強いおうちが 家族を守る |
備え |
地震の揺れに弱い家は倒れ、多くの人が下敷きになって亡くなることになる。地震の揺れに強い家に直すことが、自分や家族の命を守ることにつながるね。 |