●キーワード● 「みんなで協力」
避難生活は、不自由がいっぱい。みんなの協力で乗り切ることが必要です!
Q. どういう場合に避難所へ避難すればいいの?(クリックで答えを表示)
- 自宅が被害を受け、居住の場所を失った場合
- 余震での自宅の倒壊が怖く、戻れない場合
- 土砂災害等の危険があり、自宅に戻れない場合
- 自宅に家具等が散乱し、住める状態にない場合
- 集落が孤立したり、長期にわたり浸水した場合…に避難所へ避難しましょう。
Q. 避難生活では何に気をつければいいの?(クリックで答えを表示)
- 町内会や自主防災組織など日ごろのつながりを大切にしましょう。
- 集団での生活になりますので、避難所のルールをつくりましょう。
- 避難していてもできることがあるはずです。よりよい生活環境になるようみんなで協力し、助け合いましょう。
- 病人、障害のある方、高齢者、妊婦、子どもなど援助を必要とする人に心づかいをしましょう。
Q. 避難所にはどういう人が来るの?(クリックで答えを表示)
避難所で寝起きする人だけが、避難者ではありません。家屋の全壊・半壊を免まぬがれ自宅で生活できても、電気、水道、ガスなどが使えないために不自由な生活をしいられる人もいます。その方も避難者として食事の提供 を受けるなど、避難所を利用することとなります。
Q. 避難所以外で避難生活をする場合はどうすればいいの?(クリックで答えを表示)
避難所へ避難せず、テントや車の中で避難生活をすることも考えられます。その場合も自分や家族の健康管理に注意しましょう。
2004年の新潟県中越地震では、車で避難生活をしていたために亡くなった方もいました。こうしたケースは、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)といわれ、狭い空間で同じ姿勢のまま過ごすことで、足などにできた血栓が肺、脳、心臓などの細い血管を詰まらせることで起きます。水分を十分に取ることや体を動かすことを心がけるとともに、ゆったりとした服装で寝るようにしましょう。
被災した建物や宅地の危険度判定が行われます
大きな地震の後には、被災した建物や宅地が余震で崩れるなど危険な状態であるかどうかの調査が行 われます。危険と判定された建物や宅地には立ち入らないようにしましょう。
参考図書:「いのちを守る地震防災学」林春男著 岩波書店